4-3-1 フォント設定詳細

プリンターフォントの指定、およびフォントの埋め込みに関する設定について説明します。
設定の手順は次のプリンター機種で共通です。

  • Adobe PostScript
  • FUJI XEROX DP Series
  • Hitachi Prinfina MANAGER PS
  • UNISYS JPP

フォント設定手順

ここでは、Adobe PostScript機種を例に説明します。


  1. プリンター設定画面の[フォント設定]欄の右側にあるボタンをクリックします。


  2. フォント設定]ダイアログ右上の[フォント名を追加します。]ボタンをクリックします。


  3. 各種項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    項目
    説明
    フォント名設定の適用対象とするフォント名を選択します。設定は必須です。
    フォント修飾
    (Service Pack 4で対応)
    XML様式ファイルで文字修飾の[ボールド]、[イタリック]を使用し、文字修飾ごとにフォントファイルが用意されている場合に指定します。適用種別に[printer]または[printer+metrics]を選択している場合は指定できません。
    • 修飾無し
      標準フォントを指定します。修飾フォントが存在しない場合には「修飾無し」のみ指定します。
    • bold
      太字フォントを指定します。
    • italic
      斜体フォントを指定します。
    • bold/italic
      太字、斜体フォントを指定します。
    出力エンコード設定の適用対象とする出力エンコード(VrInit関数で指定されるエンコード)を指定します。設定は必須ではありません。
    対象文字範囲設定の適用対象とする文字の範囲を指定します。設定は必須ではありません。
    • 文字コード
      範囲]で使用するエンコードを、「指定なし」、「UTF-16」、および「Unicode」から選択します。
    • 範囲
      • 文字コード]が「指定なし」の場合
        出力エンコード]を指定した場合はその文字コードで指定し、[出力エンコード]を指定しなかった場合はUTF-16の文字コードで指定します。
      • 文字コード]が「UTF-16」の場合
        UTF-16の文字コードで指定します。
      • 文字コード]が「Unicode」の場合
        Unicodeポイントで指定します。
    適用種別適用方法を、出力フォントに関する指定と文字配置に関する指定の組み合わせから選択します。
    • printer
      プリンターフォントを指定して出力します。
      文字は設計フォントに基づいて配置されます。
    • printer+metrics
      プリンターフォントを指定して出力します。
      文字は、指定されたメトリクスファイルから各文字のメトリクス情報を取得し、その情報に基づいて配置されます。
    • embed
      実行サーバー上のフォントを埋め込んで出力します。
      文字は設計フォントに基づいて配置されます。
    • embed+metrics
      実行サーバー上のフォントを埋め込んで出力します。
      文字は、指定されたメトリクスファイルから各文字のメトリクス情報を取得し、その情報に基づいて配置されます。
    プリンターフォント名適用種別]で「printer」または「printer+metrics」を指定した場合は、プリンターフォント名を指定します。
    メトリクスファイルパス
    適用種別]で「printer+metrics」または「embed+metrics」を指定した場合は、使用するメトリクスファイルを選択します
    メトリクスファイルとして選択可能なファイルは次の4種類です。
    • TrueTypeフォントファイル
    • TrueTypeCollectionフォントファイル
    • TTEフォントファイル(EUDC.TTEなどのWindows外字用フォントファイル)
    • Adobe Type1メトリクスファイル(AFMファイルまたはPFMファイル)
    フォント番号と名前メトリクスファイルパス]でTrueTypeCollectionフォントファイル(.ttc)を選択した場合は、ファイル内でのフォント番号、またはフォント名を指定します。フォント番号は1からです。
    フォントファイルパス適用種別]で「embed」または「embed+metrics」を指定した場合は、埋め込むフォントファイルを選択します。埋め込み可能なフォントファイルは次の4種類です。
    • TrueTypeフォントファイル
    • TrueTypeCollectionフォントファイル
    • TTEフォントファイル(EUDC.TTEなどのWindows外字用フォントファイル)
    • Adobe Type1フォントファイル(PFBファイル)
    フォント番号と名前フォントファイルパス]でTrueTypeCollectionフォントファイル(.ttc)を選択した場合は、ファイル内でのフォント番号、またはフォント名を指定します。フォント番号は1からです。
注意
  • TrueType埋め込みで出力する場合は、デバイス側のPostScriptバージョンが3011以上である必要があります。
  • フォントファイルの判定は「拡張子」+「フォントヘッダー情報」で行っているため、フォントファイルの拡張子は次のいずれかである必要があります。
    • 「.ttf」
    • 「.otf」(内部形式がTrueTypeのもの)
    • 「.ttc」
    • 「.tte」
    • 「.pfb」
    • 「.pfm」
    • 「.afm」
  • フォントファイル名のパスにおいて、「,(カンマ)」と「;(セミコロン)」 は区切り文字となるため使用できません。
  • グラフィックアイテムのフォント名の扱い
    • 代替フォントが指定されていない場合は、設計時のフォント名が使用されます。
    • 代替フォントが指定されていて、その代替フォントが実行サーバー上に存在する場合は、代替フォントのフォント名が使用されます。
    • 代替フォントが指定されているが、その代替フォントが実行サーバー上に存在しない場合は、設計時のフォント名が使用されます。
  • 半角フォントにクーリエが指定されている互換アイテム内に半角カナが含まれている場合は、その半角カナについては全角フォントで指定されているフォント名が使用されます。
  • アイテム内の文字に対するフォント設定の適用は、[フォント名]、[出力エンコード]、[対象文字範囲]の条件に基づいて判定します。
  • 出力エンコード]の指定がない場合は、アイテム内の文字に対するフォント設定の適用を、[フォント名]と[対象文字範囲]の両方の条件に基づいて判定します。
  • 対象文字範囲]の指定がない場合は、アイテム内の文字に対するフォント設定の適用を、[フォント名]と[出力エンコード]の両方の条件に基づいて判定します。
  • 出力エンコード]および[対象文字範囲]の指定がない場合は、アイテム内の文字に対するフォント設定の適用を、[フォント名]のみの条件に基づいて判定します。
  • アイテム内の文字に対して複数のフォント設定が合致する場合は、次の優先順位に従って、適用するフォント設定が選択されます。
    さらに、これらの条件の中で複数合致する設定がある場合は、フォント設定のリストの中で一番上にあるものを適用します。
    1. 出力エンコード]指定あり、[対象文字範囲]指定あり
    2. 出力エンコード]指定あり、[対象文字範囲]指定なし
    3. 出力エンコード]指定なし、[対象文字範囲]指定あり
    4. 出力エンコード]指定なし、[対象文字範囲]指定なし
  • アイテム内の文字に対して合致するフォント設定がない場合、プリンター設定画面の[全角フォント]や[半角フォント]での設定に基づいて、プリンターフォント指定で出力されます。
  • 適用種別]で「printer」または「printer+metrics」を指定した場合は、設定するプリンターフォント名は出力先デバイスで使用できるフォント名を指定する必要があります。デバイス側に存在しないフォントが指定された場合は、一般的にデバイス側で他のフォントに置き換えられて出力されます。
  • 適用種別]で「printer+metrics」または「embed+metrics」を指定した場合は、設定するメトリクスファイルは実行サーバー上に存在する必要があります。
  • 適用種別]で「printer+metrics」または「embed+metrics」を指定しているにもかかわらず、メトリクスファイルが存在しない場合、または対象外のファイルの場合は、エラーとなり(VrQuit関数の戻り値は-104です)、出力されません。
  • 適用種別]で「embed」または「embed+metrics」を指定した場合は、設定するフォントファイルは実行サーバー上に存在する必要があります。
  • 適用種別]で「embed」または「embed+metrics」を指定しているにもかかわらず、埋め込みファイルが存在しない場合、または対象外のファイルの場合は、エラーとなり(VrQuit関数の戻り値は-104です)、出力されません。
  • フォント埋め込み機能を利用してサロゲートペア文字が出力できます。
    各プリンター機種用の[フォント設定]ダイアログの[適用種別]で、「embed」または「embed+metrics」を選択し、[フォントファイルパス]においてサロゲート領域の文字が含まれているフォントファイルを指定することで、サロゲートペア文字を出力できます。