3-7-2 動作環境の表示と設定

動作環境の設定]の各タブで設定できる項目は、次のとおりです。

[SVFディレクトリ]タブ

動作環境の設定ファイルやJavaライブラリなど、「SVF for PDF」の主要なファイルが保存されているディレクトリです。

 

[バーコード]タブ

バーコードを帳票に印刷する際の書式を設定します。

項目
説明
データ長チェック
  • する(データ長 <= バーコード長 - スタート/ストップ)
    設計されている桁数より出力データの桁数(スタート/ストップを含む)が大きい場合は、バーコードは印字されません。印刷は続行されますが、バーコードは出力されません。
  • しない
    桁数によらず、バーコードを出力します。
設計桁数とデータ長が異なる時の印字 設計桁数と出力データの桁数が異なる場合の印字方法を指定します。
  • バーコード長を基準にエレメント幅を調整して表示
    出力桁数に関係なく、設計時のバーコード幅に収まるよう各エレメントの太さを調整して印字します。したがって、ほぼ一定の幅でバーコードが印字されます。
    ただし[データ長チェック]が「しない」で、出力桁数が設計桁数より大きい場合は、エレメントの太さが細くなり、特定密度を超えるとバーコードを印字しません。
  • 設計時のエレメント幅で印字
    常に設計時のエレメントの太さで印字するため、出力データ桁数によってバーコード幅が変化します。
縦書き文字の方向(反時計回り)
  • 90°(一桁目が下)
    1桁目が下です。
  • 270°(一桁目が上)
    1桁目が上です。
ヒューマン文字の印字
  • スタートストップ文字
    • 印字する
      NW7やCODE39でスタート/ストップ文字を印字します。
    • 印字しない
      スタート/ストップ文字を印字しません。
  • チェックキャラクタ
    • 印字する
      CODE39チェック付き、JAN標準、JAN短縮で、チェックキャラクターを印字します。
    • 印字しない
      チェックキャラクターを印字しません。

[リンクフィールド]タブ

リンク先が設定されているフィールドに文字列を出力すると、印字桁数/データ桁数を超えた場合にあふれたデータはリンク先に出力します。特定の場所でデータを分割したい場合は、デリミター(区切り文字)を挿入します。

項目
説明
デリミタの設定
  • する
    下記の[区切り文字]と[区切り方法]の設定が有効になります。
  • しない
    デリミターの条件を設定しません。
区切り文字 デリミターに使用する文字を一覧の中から指定します。
複数指定するとOR条件で処理されます。「その他」を選択すると、入力欄に任意の文字または文字列を直接指定できます。
注意

区切り文字の文字コードはUTF-8で扱われます。

区切り方法 デリミターの扱いを指定します。
  • デリミタを除去し分割
    デリミターを、分割された文字列に含めません。
  • デリミタの前で分割
    デリミターを、分割された文字列のうち、後側の先頭の一字に置きます。
  • デリミタの後で分割
    デリミターを、分割された文字列のうち、前側の末尾の一字に置きます。

環境変数([環境変数 / テキストフレーム]タブ)

SVF for PDFがXML様式ファイルや画像を検索するためのパスと、テキストフレームに用いるパスを指定するタブです。ここで設定された検索パスは、SVF for PDFの動作時に、システム環境変数PATHに追加されます。

項目
説明

検索パス

  • 使用する
    印刷で使用するXML様式ファイル、イメージファイルや各種ユーティリティのデータファイルなどの検索パスを指定します。パスを複数指定する場合は、半角のカンマ(,)で区切ります。
    ここで指定したパスが優先して検索されます。

  • 使用しない
    検索パスを指定しません。

注意

半角のカンマ(,)をパスの区切りとみなすため、パス名に半角のカンマを含むことはできません。

ウィンドウを用いた検索パスの登録/削除

検索パスの指定においては、入力欄への直接入力だけでなく、[検索先ディレクトリの選択]ウィンドウを用いて視覚的にファイルパスを探して指定できます。また、すでに登録されている検索パスの表示や削除も可能です。


  1. 検索パス]入力欄の右端にある ボタンをクリックして、[検索先ディレクトリの選択]ウィンドウを開きます。


  2. 上段のディレクトリツリーから検索先ディレクトリを選択し、[追加]ボタンをクリックします。
    下段の[選択候補フォルダー一覧]に、追加する指定をしたフォルダーのパスが表示されます。
    複数の検索パスを登録する場合は、2の操作を繰り返します。


  3. 複数の検索パスを指定した場合は、[選択候補フォルダー一覧]で上にあるパスから下にあるパスの順番で検索されます。
    検索順序を変更する場合は、移動したいフォルダーのパスを選択し、[上へ移動]ボタンまたは[下へ移動]ボタンをクリックします。


  4. すでに検索パスが設定されている場合は、[検索先ディレクトリの選択]ウィンドウを起動したときに、それらが[選択候補フォルダー一覧]に表示されています。
    削除したいフォルダーのパスを選択し、[選択した行の削除]ボタンをクリックします。[選択候補フォルダー一覧]にあるすべての[フォルダーパス]を削除する場合は、[全行削除]ボタンをクリックします。


  5. 選択候補フォルダー一覧]の内容で決定する場合は、[OK]ボタンをクリックします。取り消す場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。

テキストフレーム([環境変数 / テキストフレーム]タブ)

項目
説明
フォント設定
テキストフレーム使用時に、テキストフレーム内で扱われる文字のピッチ情報を、次のような異なる出力結果の間で一致させるために用います。
  • SVF設計部設計画面の描画イメージ
  • SVF設計部からのテスト印刷
  • SVF for PDFによる出力結果

テキストフレームで使用したフォント名、そのフォントパスおよびフォントテーブル番号を、「[フォント名,フォントパス,フォントテーブル番号]」のセットで、指定数分をカンマで区切り、順に指定します。

  • フォント名
    テキストフレームで設計したフォント名です。
  • フォントパス
    埋め込み対象のフォントファイルのパスを指定します。パスは、SVF for PDFの実行環境での絶対パスです。UNIX上で動作させるには、代替するフォントパスを指定します。
  • フォントテーブル番号
    TTC(True Type Collection)ファイルで何番目にそのフォントがあるかを示す番号です。TTC以外では、常に1を設定します。

Windows OSの場合の設定例

["MS 明朝","C:\Windows\Fonts\msmincho.ttc",1],
["MS ゴシック","C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc",1],
["Courier New","C:\Windows\Fonts\cour.ttf",1],
["MS P明朝","C:\Windows\Fonts\msmincho.ttc",2],
["MS Pゴシック","C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc",2],
["OCRB","C:\Windows\Fonts\OCRB.TTF",1]

Unix/Linux OSの場合の設定例

["MS ゴシック"," JREインストールディレクトリ/jre/lib/fonts/SUJPGBF.TTF",1],
["MS 明朝"," JREインストールディレクトリ/jre/lib/fonts/SUJPMLF.TTF",1],
["SUGothic"," JREインストールディレクトリ/jre/lib/fonts/SUJPGBF.TTF",1],
["SUMincho"," JREインストールディレクトリ/jre/lib/fonts/SUJPMLF.TTF",1],
["SUPGothic"," JREインストールディレクトリ/jre/lib/fonts/SUJPGBP.TTF",1],
["SUOCR-B"," JREインストールディレクトリ/jre/lib/fonts/SUOCRB.TTF",1],
["SUEuropeanR"," JREインストールディレクトリ/jre/lib/fonts/SULT1MIN.TTF",1],
["SUPMincho"," JREインストールディレクトリ/jre/lib/fonts/SUJPMLP.TTF",1]

上記設定は、使用環境を確認の上、変更してください。
この設定がない場合は、出力結果に位置ずれを起こすことがあります。

 

[デバッグ設定]タブ

項目
説明
デバッグモード デバッグモードを有効にするかどうかを指定します。
  • ON
    デバッグモードになり、[出力先ディレクトリ]と[デバッグレベル]の設定が有効になります。
  • OFF
    デバッグモードになりません。
出力先ディレクトリ 実行した印刷処理のデバッグログを出力するディレクトリ名を指定します。
ボタンをクリックすると、[出力先ディレクトリ選択]ウィンドウが開きます。[出力先ディレクトリ選択]ウィンドウでは、[検索先ディレクトリの選択]ウィンドウと同様の方法でディレクトリを選択し、[OK]ボタンをクリックして出力先を指定します。
参考

デバッグログは実行した処理ごとに、「svf_数値.txt」というファイル名で出力されます。出力先ディレクトリの指定がない場合や無効なディレクトリを指定した場合は、Java実行環境のシステムプロパティ「java.io.tmpdir」の示すディレクトリに出力されます。
「java.io.tmpdir」は、Javaの起動オプションで指定するシステムのプロパティです。デフォルトは、Windowsの場合は「%windir%¥Temp」、UNIX/Linuxの場合は「/tmp」または「/var/tmp」です。

デバッグレベル
デバッグレベルを設定します。
デバッグモードが有効のときはパフォーマンスに影響が出る場合があるので、デバッグレベルは必要なものだけ選択してください。
デフォルトでは1、2、10、11が指定されていますが、それ以外のレベルは、トラブルシューティング時にサポートセンターから指示があった場合などに選択します。

[スプーラー設定]タブ

SVFスプーラーを設定します。SVFスプーラーについは、「第5章 SVFスプーラーでのスプールの管理」を参照してください。

項目
説明
接続先
  • ホスト
    スプーラーデーモンが動作しているIPアドレスを指定します。
    別ホストへのスプールはできません。ローカルホストまたは自身のネットワークアドレスを指定します。
  • ポート
    スプーラーデーモンが動作しているポート番号を指定します。
    注意

    ポート番号を変更した場合は、「SVFWebService」および「SVF Print Spooler Service」サービス(プロセス)の再起動が必要です。

スプールファイルの保存
  • 保存先
    スプールデータを保存するディレクトリを指定します。スプーラーの実行ユーザーに書き込み権限が必要です。指定がない場合は、システム標準のテンポラリディレクトリにSvfSpoolerディレクトリを作成して使用します。
    注意

    保存先を変更した場合は、「SVFWebService」および「SVF Print Spooler Service」サービス(プロセス)の再起動が必要です。

ログ関連
  • ログレベル
    ログ出力時のログレベルを、「EMERG」、「ALERT」、「CRIT」、「ERR」、「WARNING」、「NOTICE」、「INFO」、および「DEBUG」から選択します。
    レベルの指定はsyslogに準じています。
  • デバッグログの種別
    デバッグログを出力する場合に、どういう種別のログを出力するかを指定します。
    指定できるものは次のとおりです。必要に応じて組み合わせてください。
    • 標準デバッグ
    • 印刷関連
    • コマンド関連
    • ジョブ関連
    • プリンターステータス関連
    • TCP 関連
    • UDP関連
    • SNMP関連
    • 詳細デバッグ
    • 印刷データ関連

    ログレベル]で「DEBUG」を選択した場合、「標準デバッグ」は常に有効です。

  • 標準出力にログを出力する
    ログを「標準出力」に出力するかどうかを指定します。
  • 標準エラー出力にログを出力する
    ログを「標準エラー」に出力するかどうかを指定します。
  • syslogサーバーにログを出力する
    ログを「syslog」に出力するかどうかを指定します。
  • syslogサーバーの指定
    ログを「syslog」に出力する場合のsyslogサーバーを指定します。
  • ファシリティ
    ログを「syslog」に出力する場合のファシリティを指定します。
  • ファイルにログを出力する
    ログを「ローカルファイル」に出力するかどうかを指定します。
  • 保存先ディレクトリ
    ログを「ローカルファイル」に出力する場合の出力先ディレクトリを指定します。
    指定がない場合は、システム標準のテンポラリディレクトリにSvfSpoolerLogsディレクトリを作成して使用します。
  • 保存日数
    ログを「ローカルファイル」に出力する場合の保存日数を指定します。
  • 文字エンコーディング
    ログを「ローカルファイル」に出力する場合の出力エンコーディングを指定します。
    指定されたエンコーディングが使用できない場合は、UTF-8となります。
異常時の設定
  • 異常発生時にプリンターを停止するかどうか
    印刷が異常終了した場合に、プリンターを停止するかどうかを指定します。
    • 停止する   異常終了するとプリンターを停止状態にします。
    • 停止しない  異常終了した文書の印刷を再試行します。
  • 異常が発生した場合の動作
    印刷データの送信中に異常が発生した場合の動作を指定します。
    異常発生時にプリンターを停止するかどうか]で「停止しない」を指定した場合のみ有効な設定です。
    • 停止する プリンターを停止(サスペンド)状態にします。
    • スキップする 次のジョブに移行します。

    どちらの場合も、異常が発生したジョブは「異常終了」となります。

  • 異常終了ログの出力先
    「異常終了ログ」の出力先ファイルを指定します。
    指定がない場合は「異常終了ログ」を出力しません。
特別な設定
  • テスト用の動作
    印刷せず、ファイルを削除するかどうかを指定します。