6-4 コマンドでのソフトフォントファイル作成と編集

ソフトフォントファイルの新規作成および編集は、ソフトフォントユーティリティ画面での操作に加え、事前にパラメーターを定義してコマンドから実行することもできます。

事前準備


  1. 下記のファイルをコピーして任意の同一フォルダーに配置してください。

    • %FIT_PRODUCTS_BASE%\apache-tomcat\webapps\FontUtilWeb\WEB-INF
      • Setting.ja_JP.xml
        OSの言語が日本語の場合
      • Setting.en_UX.xml
        OSの言語が日本語以外の場合
    • %FIT_PRODUCTS_BASE%\apache-tomcat\webapps\FontUtilWeb\WEB-INF\lib
      • FontUtilWeb.jar
      • logback-classic-0.9.18.jar
      • logback-core-0.9.18.jar
      • slf4j-api-1.5.10.jar


  2. xml形式の初期パラメーターファイルを作成し、「1.」のフォルダーに配置してください。
    初期化パラメーターファイルの各パラメーターはソフトフォントユーティリティ画面で指定できる項目に対応しています。各項目の詳細については「6-1-1 ソフトフォントファイルの新規作成」を参照してください。

 

書式

<parameter>  <encode>value</encode>  <unit>value</unit>  <xSize>value</xSize>  <ySize>value</ySize>  <dpi>value</dpi>  <dotprinter>value</dotprinter></parameter>
要素
encode
  • unicode
  • MS932(日本語OSのみ指定可能)
unit
  • dot
  • point
xSize
  • 横幅を指定するドットの値(unitの値がdotの場合)
  • 横幅を指定するポイントの値(unitの値がpointの場合)
ySize
  • 高さを指定するドットの値(unitの値がdotの場合)
  • 高さを指定するポイントの値(unitの値がpointの場合)
dpi

解像度の値

参考
unitの値に「point」を設定した場合のみ有効(設定例2を参照)です。
dotprinter
  • false
  • true
    ドットプリンター指定時は「true」を指定

    参考
    「true」に設定した場合、unit、xSize、ySize、dpiに設定した値は無効です。

 

設定例1

<parameter>  <encode>MS932</encode>  <unit>dot</unit>  <xSize>60</xSize>  <ySize>60</ySize>  <dpi></dpi>  <dotprinter>false</dotprinter></parameter>

 

設定例2

<parameter>  <encode>MS932</encode>  <unit>point</unit>  <xSize>10.8</xSize>  <ySize>10.8</ySize>  <dpi>400</dpi>  <dotprinter>false</dotprinter></parameter>

実行方法

下記の書式でコマンドを実行します。

書式

java -jar FontUtilWeb.jar 実行種別 パラメーター1=値 パラメーター2=値 パラメーター3=値 ...

項目

説明
実行種別
  • create(新規作成)
  • update(編集)
パラメーター 設定値
sft

新規に作成するまたは編集するソフトフォントファイル名

参考
  • 新規作成の場合、事前準備の「1.」で作成したフォルダーにソフトフォントファイルを作成します。
  • 編集の場合、事前準備の「1.」で作成したフォルダーにあるソフトフォントファイルを読み込み、更新します。
注意
  • ソフトフォントファイル名に「=」およびOSの禁止文字「\/:*?"<>|」を含めることはできません。
  • 新規作成の場合、事前準備の「1.」で作成したフォルダーにすでに存在するソフトフォントと同じファイル名は指定できません。
ini 初期パラメーターファイル名
surrogate
  • codepoint
  • pair

    参考
    サロゲートペア文字のソフトフォントを作成する場合に指定し、それ以外の場合は省略可能です。
st

作成範囲の開始コード(0-ffffの範囲の16進数)

参考
サロゲートペア文字の場合
  • 「surrogate=codepoint」の場合、コードポイントの値を指定します。
  • 「surrogate=pair」の場合、UTF-16でのペアコードを指定(上位サロゲートと下位サロゲートを「,(カンマ)」区切りで指定)します。
ed

作成範囲の終了コード(0-ffffの範囲の16進数)

参考
サロゲートペア文字の場合
  • 「surrogate=codepoint」の場合、コードポイントの値を指定します。
  • 「surrogate=pair」の場合、UTF-16でのペアコードを指定(上位サロゲートと下位サロゲートを「,(カンマ)」区切りで指定)します。
font

フォント名

参考
  • 外字の場合は「font=EUDC」を指定します。
  • フォント名に空白がある場合は「""」を使用します。

    入力例

    font="MS ゴシック" "font=MS ゴシック"
adjust_x 右に位置調整する数値(省略可)

入力例

adjust_x=20(右に20ドットずらす)adjust_x=-20(左に20ドットずらす)
制限事項
サロゲートペア文字には未対応です。
adjust_y 下に位置調整する数値(省略可)

入力例

adjust_y=10(10ドット下げる)adjust_y=-10(10ドット上げる)
制限事項
サロゲートペア文字には未対応です。

実行例

新規作成の場合

  • 非サロゲートペア文字かつ非外字の場合

    java -jar FontUtilWeb.jar create sft=sample.sft ini=sample.xml st=8140 ed=82fc font="MS ゴシック" adjust_x=20 adjust_y=-5
  • 外字の場合

    java -jar FontUtilWeb.jar create sft=sample_gaiji.sft ini=sample.xml st=f040 ed=f050 font=EUDC
  • サロゲートペア文字の場合
    • コードポイント指定

      java -jar FontUtilWeb.jar create sft=sample_surrogate.sft ini=sample.xml surrogate=codepoint st=20000 ed=20fff font="MS ゴシック"
    • ペアコード指定

      java -jar FontUtilWeb.jar create sft=sample_surro_pair.sft ini=sample.xml surrogate=pair st=d867,dd4b ed=d867,de15 font="MS ゴシック"

編集の場合

  • 非サロゲートペア文字かつ非外字の場合

    java -jar FontUtilWeb.jar update sft=sample.sft ini=sample.xml st=20 ed=30 font="MS ゴシック" adjust_x=20 adjust_y=-5
  • 外字の場合

    java -jar FontUtilWeb.jar update sft=sample_gaiji.sft ini=sample.xml st=f040 ed=f042 font=EUDC adjust_x=10 adjust_y=15
  • サロゲートペア文字の場合
    • コードポイント指定

      java -jar FontUtilWeb.jar update sft=sample_surrogate.sft ini=sample.xml surrogate=codepoint st=21000 ed=21fff font="MS ゴシック"
    • ペアコード指定

      java -jar FontUtilWeb.jar update sft=sample_surro_pair.sft ini=sample.xml surrogate=pair st=d867,de49 ed=d867,dfd7 font="MS ゴシック"

新規作成、編集したソフトフォントファイルの使用

新規作成、編集したソフトフォントファイルを帳票出力で使用する場合の設定方法については、「6-2 ソフトフォントの出力設定」を参照してください。

注意事項

  • 外字のソフトフォントファイル作成および更新時には、「\Windows\Fonts」フォルダーにEUDC.TTFが存在していることを確認してください。
  • サロゲートペア文字の場合、コマンド実行でソフトフォントファイルを作成または更新するとSFTファイルとSPFファイルの2つのファイルが生成されます。
    例えば、上記の実行例の「サロゲートペア文字の場合」-「コードポイント指定」のコマンドを実行した場合は、次の2ファイルが生成されます。
    • sample_surrogate.sft
    • sample_surrogate.spf