9-1 PDFユーティリティの概要

PDFユーティリティとは

SVF for PDFのPDFユーティリティは、SVF製品が出力したPDFファイルに対し、不正利用抑止やファイルの改ざん防止を目的としたセキュリティ機能の付加、複数のPDFファイルのマージ、任意の文字列やイメージの付加、ファイルの埋め込みなど、さまざまなユーティリティ機能を提供します。

対象となるPDFファイルは、次のSVF製品のすべてのバージョンで出力されたものです。

  • SVF for Web/PDF C Edition
  • SVF for Web/PDF JavaEdition
  • SVF for .NET Framework
  • SVF for PDF
  • SVF for TIFF図面
  • RDE PDF Option


機能の概要

  • セキュリティ機能の付加
    PDFファイルの閲覧をURIや日付によって制限できます。
    またPDFファイルの暗号化や、暗号化されたPDFファイルを開くときにパスワードが要求されるように設定できます。暗号化の設定では、印刷の許可、文書変更の許可、コピーの許可などの詳細についても設定できます。ただしSVF for PDFが提供するセキュリティ機能は、文書内容の完全性(改ざんされていないこと)を保障するものではありません。
  • 複数PDFファイルのマージ
    SVF for PDFによって生成された複数のPDFファイルを1ファイルにマージできます。異なるSVF製品によって生成されたPDFファイルもマージできます。
  • 文字列描画
    PDFファイルの指定ページに任意の文字列を描画できます。
  • イメージの貼り込み
    PDFファイルの指定ページに、イメージファイル(BMP、JPEG、GIF、PNG)を貼り込むことができます。
  • ファイルの埋め込み
    PDFファイルの指定ページに、MIMEタイプで指定できるMicrosoft WordやMicrosoft Excelなどで作成された各種ファイルを埋め込むことができます。ファイルの埋め込み箇所にはアイコンが表示されるように設定できます。
  • リンクの設定
    PDFファイルの任意の箇所に、URLなどのリンクを設定できます。
  • 任意のページの抽出
    PDFファイルから任意のページを抽出できます。
  • PDF/X変換機能
    PDFファイルをPDF/X形式に変換できます。
  • PDF/A変換機能
    PDFファイルをPDF/A形式に変換できます。

動作の概要

SVF for PDFは、PDFファイルを内部オブジェクト単位で解析するPDFパーサーを基盤に、PDFファイルに対してPDF仕様のレベルでオブジェクト描画やコンポーネント追加を実行するAPIと、アプリケーションから直接Java APIとして呼び出し可能なAPIを装備しています。また、各種関連製品やコマンドラインと連携するプロファイルインタープリターが用意されています。
プロファイルとは、APIの動作を定義したテキストファイルです。ユーザーが任意に記述する以外に、SVF for PDFに用意されているユーティリティGUIを利用すれば、プロファイルを視覚的に作成することが可能です。
作成したプロファイルをコマンドラインやユーティリティGUIからプロファイルインタープリターに渡すことにより、複雑なパラメーター処理をノンプログラミングで簡便に実行することが可能です。