4-3-1 PDF機種におけるフォント設定の方式

PDFを出力するにはSVF環境設定でフォント設定が必要です。設定により出力されるPDFが異なるため、適切な方式を選択する必要があります。

  • フォントを埋め込み情報として設定する

    PDFにフォント情報を埋め込むと、ファイルサイズはフォント情報の分だけ大きくなりますが、表示環境に関係なく正しく文字が表示されるため、最も推奨される方式です。

  • フォント設定するが、フォントは埋め込まない

    フォントを埋め込まない設定の場合は、実際に表示されるフォントはAdobe Readerなどのビューアーに依存します。設定されたフォントが表示環境にない場合は、ビューアーによって別のフォントへ代替されて表示されます。したがって、文字が正しく表示される保証はなく、実行環境と異なる環境での表示が必要になるケースではこの方式は推奨されません。

  • フォント設定しない

    SVF既定義のフォント情報を用いてPDFが出力されます。本製品の旧バージョンVer. 6.3における出力方式と互換性を保つための方式で、新規での設定は推奨されません。この方式ではPDFにフォント情報を埋め込まないため、表示環境に依存し、文字が正しく表示されないことがあります。

XML様式ファイルのモード別フォント設定

SVF設計部で設計するXML様式ファイルのモードには、「グラフィックモード」と「ベーシックモード」の2つがあります。

  • グラフィックモード

    XML様式ファイル内にグラフィックモードが指定されているアイテムが存在する場合の実行モード(詳細は『SVFX-Designerユーザーズマニュアル』を参照してください)。

  • ベーシックモード

    XML様式ファイル内にグラフィックモードアイテムが含まれていない場合の実行モード。

PDF機種のフォント設定方法は、どちらのモードを使用するかによって変わってきます。
ベーシックモードのアイテムのみで構成されるXML様式ファイルの場合、フォントを設定しないVer. 6.3との互換方式も使用できます。これに対してグラフィックモードの文字出力用アイテムを含むXML様式ファイルでは、必ずフォント設定が必要となります。
また、下表に示すように、設定できるフォントの種類も、グラフィックモードとベーシックモードで異なります。

使用するアイテムのモード 扱えるフォントの種類 フォント設定しない フォント設定する
(フォントを埋め込まない)
フォント設定する
(フォントを埋め込む)
ベーシックモード TrueType、OpenTypeの固定ピッチフォント
グラフィックモード ベーシックモードで扱えるフォント、TrueType、
OpenTypeのプロポーショナルフォント
不可