4-3-2 フォント設定詳細

プリンター設定画面の[フォント設定]で、XML様式ファイルに指定したフォントと、PDFで使用するフォントファイルを関連付ける(埋め込む)ことで、フォントファイルを配布することなく、PDFファイルをクライアントコンピューター上で表示できます。

注意

フォントのライセンス上、フォントの埋め込みが許可されない場合があります。詳細は「2-5 フォントに関する注意点」を参照してください。

フォント設定手順

フォント設定]の設定手順は次のとおりです。


  1. フォント設定]欄の右側にあるボタンをクリックします。


  2. フォント設定]ダイアログ右上の[フォント名を追加します。]ボタンをクリックします。


  3. 各種項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    項目
    説明

    フォント名

    SVF設計部での設計時に使用したフィールドや固定文字で使用しているフォントの名前です。該当するフォント名がドロップダウンリストにない場合は、直接フォント名を入力します。
    UNIXの場合は、使用するフォント名を指定します。UNIX上などで動作させる代替フォントの設定を使用する場合は、代替フォント名を指定します。

    フォント修飾
    (Service Pack 4で対応)

    XML様式ファイルで文字修飾の[ボールド]、[イタリック]を使用し、文字修飾ごとにフォントファイルが用意されている場合に指定します。

    • 修飾無し
      標準フォントを指定します。修飾フォントが存在しない場合には「修飾無し」のみ指定します。

    • bold
      太字フォントを指定します。

    • italic
      斜体フォントを指定します。

    • bold/italic
      太字、斜体フォントを指定します。

    フォントパス

    実際に埋め込むフォントのフォントファイルが配置されている場所(パス)をフルパスで指定します。

    フォント番号

    フォントファイル内の番号を指定します。フォントファイルがTrueTypeコレクション形式(拡張子TTC)の場合は、1つのファイルに複数のフォントが含まれているため、使用するフォントの番号を指定します。TrueTypeコレクション形式以外の場合は、常に「1」を指定します。

    CMAPパス

    CMAPパスを指定します。フォントが持つCMAPよりも優先的に使用され、異なる文字形状を選択できます。
    通常は使用しません。空欄のままにします。

    参考

    CMAPとは、フォントの文字コードと実際の文字形状(グリフ)を関連付けるテーブルです。フォントファイル内部に持つCMAPや、Adobe Acrobat/Readerがリソースとして持つCMAPが存在します。

    コード範囲

    埋め込むフォントの範囲(サロゲートペア文字含む)を16進数表記の文字列で指定します。
    指定可能な範囲は次のとおりです。

    • サロゲートペア文字を出力する場合 0 - 10FFFF
    • サロゲートペア文字を出力しない場合 0 - FFFF
    参考

    コード範囲]の設定によりフォントを切り替える場合は、すべての範囲をカバーするよう設定する必要があります。
    ベーシックモードのXML様式ファイルを使用するときにこの機能を使用する場合は、描画位置のずれなどが発生することがあります。Windows仕様のTrueType外字(EUDC)を使用するとき以外は、[コード範囲]によりフォントを切り替えないようにしてください。

    埋め込み

    フォントの埋め込みを設定します。

    • する
      使用するフォント情報をPDFファイルに埋め込みます。表示環境に依存しないPDFファイルが作成されるため、推奨される設定です。

    • しない
      フォント情報を埋め込みません。[ロケール]の設定に従い、Adobe Acrobat/Readerが持つCMAPが選択されます。CMAPにない文字は埋め込まれます。
      すべての文字を埋め込まないPDFファイルを作成するには、[ロケール]で「GID」を指定します。ただし、その場合はSVFの実行環境とPDFファイルの表示環境に同じフォントファイルが必要です。フォントのバージョンが異なる場合などは文字化けする可能性があります。そのため、推奨されない設定です。

    参考

    GID(Glyph ID)とは、フォント内の文字形状(グリフ)を示す番号です。フォント内のすべての文字には一意の番号が付与されています。文字コードとは異なります。

    ロケール

    ロケールを指定します。[埋め込み]で「しない」を指定したときのみ設定できます。
    指定できるロケールは次のとおりです。

    ロケール使用言語選択されるCMAP埋め込み対象外の文字
    ja_JP日本語UniJIS-UTF16-HMS932の範囲 *1
    ko_KR韓国語UniKS-UTF16-HMS949の範囲 *2
    zh_CN中国簡体語UniGB-UTF16-HMS936の範囲
    zh_TW中国繁体語UniCNS-UTF16-HMS950の範囲
    GIDすべてIdentity-Hすべて非埋め込み
    1. MS932で埋め込まれる文字は、次の10文字です。

      Service Pack 6以降では、次の58文字も埋め込まれます。



    2. MS949で埋め込まれる文字は、次の10文字です。

  4. 複数のフォント名、またはフォント名ごとに複数のフォント情報をPDFファイルに埋め込む場合は、手順2~3を繰り返し、設定が完了したら[OK]ボタンをクリックします。