6-1-1 ソフトフォントファイルの新規作成

ソフトフォントユーティリティを使用した、ソフトフォントファイルの新規作成方法について説明します。

ソフトフォントファイルの新規作成

ソフトフォントユーティリティは、SVF環境設定から起動します。


  1. SVF環境設定の[プリンターツリー]からソフトフォントを使用したいプリンターを選択し、次のいずれかの方法でソフトフォントユーティリティを起動すると、[ソフトフォントユーティリティ]ダイアログが表示されます。

    • メニューバーの[オプション]-[ソフトフォントユーティリティ]を選択する

    • ツールバーの[ソフトフォントを作成します。]ボタンをクリックする

    • Ctrl + Shift + Fキーを押す

    そのほか、ソフトフォントファイル名入力欄右横のボタンをクリックして[ファイル選択]ダイアログを開き、その中からも起動できます。


  2. 出力ファイル]欄に、ソフトフォントファイルのファイル名を入力します。このファイル名に拡張子(.sft)が付加された名称で、ソフトフォントファイルが%FIT_PRODUCTS_BASE%¥svfjpd¥libディレクトリに作成されます。
    また、サロゲートペア文字をソフトフォントで作成した場合は、拡張子が「spf」のファイルが同時に作成されます。サロゲートペア文字を出力する場合は、拡張子「sft」および「spf」のファイルが両方必要です。

  3. エンコード]を選択します。選択したエンコードのコード範囲でソフトフォントを作成します。
    MS932」を選択した場合は、MS932の範囲でソフトフォントを作成します。

  4. サイズを指定します。単位を[ドット]タブ、または[ポイント]タブから選択します。

    項目
    説明

    ドット


    ドット]タブ

    ドット単位で指定します。
    次の式に従って、文字サイズを算出します(小数点以下がある場合は、小数点以下を切り捨ててください)。

    文字サイズ=(ポイント数÷72)×出力解像度

    PDFに10.8ポイントの文字を出力したい場合の入力例は次のとおりです。

    (10.8÷72)×400 = 60

    フィールドなどの文字倍率を変えた文字が存在する場合は、次の式で算出してください。縦と横で文字倍率が異なる場合は、大きい方の値で計算します。

    文字サイズ=(ポイント数×倍率÷72)×出力解像度
    • XYドットプリンター
      算出した文字サイズを[X]、[Y]に入力します。[ドットプリンター]にチェックを付けると、自動的にサイズが「24」に設定されます。
      任意の値を指定する場合は、[ドットプリンター]のチェックを外してから値を入力します。

      参考
      ドットプリンター]にチェックを付けるのは、DotPrinter機種あるいはHitachi Prinfina MANAGER ESCP機種のプリンター設定画面で[ ソフトフォント制御]を「 DotPrinter専用」に指定しており、かつ文字サイズを10.8ポイントに設定したフィールド、固定文字アイテムが配置されているXML様式ファイルを使用する場合に限ります。
    ポイント


    ポイント]タブ

    ポイント単位で指定します。
    解像度を選択した後、[X]と[Y]にポイント値を入力すると、ソフトフォントユーティリティの起動時に[プリンターツリー]で選択したプリンターの解像度に合わせて、サイズが自動設定されます。

    • 解像度
      解像度を「600」、「400」、「300」、「240」、「180」、および「160」から選択します。

    • XY
      ポイント値を入力します。
      解像度]で指定している解像度に合わせたドットサイズが、ポイント値入力欄の右に表示されます。

    注意

    ドット、ポイントのサイズは、XML様式ファイル内のフィールド、固定文字アイテムで設定している最大の文字サイズより大きくなるように値を指定してください(出力実行時にフォントイメージは縮小されますが、拡大はされません)。
    縮小処理を省き、パフォーマンスを上げたい場合は、使用している文字サイズごとに「sft」ファイルを生成してください。


  5. 次へ]ボタンをクリックします。[作成]ダイアログが表示されます。

    項目
    説明

    モード

    次から選択します。
    • ベーシック
      サロゲートペア文字を含まない文字コード範囲(0~FFFF)でソフトフォントファイルを作成する場合に使用します。

    • サロゲート(コードポイント)
      サロゲートペア文字のコード範囲でソフトフォントファイルを作成する場合に使用します。コードポイント(10000~10FFFF)で範囲を指定します。

    • サロゲート(ペア)
      サロゲートペア文字のコード範囲でソフトフォントファイルを作成する場合に使用します。上位オクテットと下位オクテットの組み合わせで範囲を指定します。

      注意

      上位オクテットとは、上位サロゲート(U+D800~U+DBFF)を指します。
      下位オクテットとは、下位サロゲート(U+DC00~U+DFFF)を指します。

    注意

    作成]ダイアログの[戻る]ボタンをクリックすると[ソフトフォントユーティリティ]ダイアログに戻りますが、エンコード、サイズは変更できなくなっています。エンコード、サイズを変更したい場合は、[ソフトフォントユーティリティ]ダイアログの[リセット]ボタンをクリックしてすべての設定内容をリセットし、入力し直します。
    同名のファイル名を指定して[次へ]ボタンをクリックすると、同名のファイルが存在することを知らせるメッセージが表示されます。

    • はい]ボタンをクリックした場合、[リセット]ボタンクリック後の設定内容で新規に作成されます。

    • いいえ]ボタンをクリックした場合、[リセット]ボタンクリック後の設定内容は反映されず、作成済みのソフトフォントファイルを編集します。

    • キャンセル]ボタンをクリックした場合、入力画面に戻ります。


  6. 作成]枠中の[フォント]リストから、使用フォントを選択します。

  7. 範囲]を設定します。範囲の設定方法は、手順5で選択したモードによって異なります。

    「ベーシック」モードの場合

    範囲]を設定します。

    項目
    説明

    すべて

    ソフトフォントユーティリティ]ダイアログの[エンコード]で「Unicode」を選択した場合は、コード範囲(0~FFFF)のすべてが指定されます。
    エンコード]で「MS932」を選択した場合は、MS932の範囲が指定されます。

    分類

    エンコード]で「MS932」を選択した場合にのみ、指定可能です。
    次の分類より選択し、コード範囲を一括して作成できます。

      • 半角(20~DF)

      • 第一水準(8140~9FFC)

      • 第ニ水準(E040~EFFC)

      • NEC選定IBM拡張文字(ED40~EFFC)

      • 外字(F040~F9FC)

      • IBM拡張文字(FA40~FC4B)

    指定

    開始コードと終了コードを16進数で指定し、その範囲で作成します。

    例: 20~DF

    入力欄右横のボタンをクリックすると、[コード参照]ダイアログが表示されます。
    コード参照]ダイアログのコード表上で、指定するコードにマウスカーソルを合わせてクリックすると選択できます。
    ジャンプ]ボタンの左側の入力欄にコードを直接入力し、ボタンをクリックすると、そのコードで始まるコード区画にジャンプできます。

    「サロゲート(コードポイント)」モードの場合

    範囲]を設定します。「サロゲート(コードポイント)」モードでは、[指定]のみを選ぶことができます。

    項目
    説明

    指定

    開始コードと終了コードを16 進数で指定します。

    例: 10000~10FFFF

    入力欄右横のボタンをクリックすると、[コード参照]ダイアログが表示されます。
    コード参照]ダイアログのコード表上で、指定するコードにマウスカーソルを合わせてクリックすると選択できます。

    無効な文字を作成しない

    JIS X 0213:2004で規定されている304文字以外の文字を作成するかどうかを指定します。
    チェックを付けると作成されません。
    注意

    サロゲートペア文字に対応しないフォントを選択した状態で[コード参照]ダイアログを開こうとすると、「サロゲートペア文字は見つかりませんでした。」というエラーメッセージが表示されます。

    「サロゲート(ペア)」モードの場合

    範囲]を設定します。

    項目
    説明

    上位オクテット

    D800~DBFFの範囲から指定します。

    下位オクテット

    開始コードと終了コードを16進数で指定します。

    例: DC00~DFFF

    入力欄右横のボタンをクリックすると、[コード参照]ダイアログが表示されます。
    コード参照]ダイアログのコード表上で、指定するコードにマウスカーソルを合わせてクリックすると選択できます。


  8. 作成]ボタンをクリックします。正常にソフトフォントファイルが作成されると、[作成]ダイアログの[登録イメージ]に、登録されたソフトフォントのサムネイルが表示されます。隠れている範囲のコードを表示する場合は、右側のスクロールバーを操作します。
    縦書き]を選択すると、縦書き文字フォントが登録されている場合は、サムネイルが縦書き文字フォントに切り替わります。縦書きコードのラベルは青で表示されます。

    縦書き]を選択

    任意のコードのイメージを表示させたい場合は、[ジャンプ]ボタンの左にある入力欄にコードを入力して、Enterキーを押すか、[ジャンプ]ボタンをクリックします。
    各サムネイルをクリックすると、[プレビュー]ダイアログが表示されます。
    プレビュー]ダイアログでは、フォントが実際の文字サイズに従って表示され、文字装飾(ボールド、イタリック、ボールドイタリック)を施した場合のイメージも確認できます。
    また、[プレビュー]ダイアログに表示されているイメージを編集することも可能です。

    参考

    マウスカーソルを[プレビュー]ダイアログの文字にポイントすると、装飾の種類がツールチップで表示されます。
    右上がボールド、左下がイタリック、右下がボールドとイタリックです。


    プレビュー]ダイアログに表示されたツールチップ

[プレビュー]ダイアログに表示されているイメージの編集

イメージを編集し、出力位置や字体の微調整が可能です。


  1. プレビュー]ダイアログ上のイメージの右クリックで表示されるメニューから[コピー]を選択します。


  2. Windowsに標準で付属されているペイントツールなどを利用します。コピーしたイメージを貼り付けて編集します。


  3. 編集したイメージをコピーします。


  4. プレビュー]ダイアログ上のイメージの右クリックで表示されるメニューから[貼り付け]を選択します。

  • イメージサイズが異なる場合は貼り付けできません。
  • 貼り付けできるイメージサイズは次のとおりです。
    • ドットプリンター]にチェックを付けた場合は、[X]、[Y]で指定した文字サイズと同じサイズ

    • ドットプリンター]のチェックを外した場合は、[X]、[Y]で指定した文字サイズの1.5倍のサイズ

  • 一度貼り付けたイメージを元に戻すには、あらかじめ元のイメージを保存しておき、そのイメージを貼り付ける必要があります。