トレイ制御モード

EMFまたはEMFPLUSの印刷データで給紙トレイを指定する場合、印刷データ作成時にAPI関数VrSetTray(n)で指定したトレイ番号(n)と、プリンターの給紙トレイとを紐付ける方法(トレイ制御モード)を「0」から「2」で指定します。

指定されたトレイ制御モードの優先順位

トレイ制御モードは複数の箇所で指定できます。各指定の優先順位は以下のとおりです。

  1. インスタンスプロパティでの指定
    JavaScript APIでSVF Web Direct Printのインスタンスプロパティ「trayMode」に指定した値に従って動作します。
    インスタンスのプロパティの指定については、「コンストラクター」を参照してください。
  2. 各クライアントPCの動作設定での指定
    インスタンスプロパティでの指定がない場合、または、「0」から「2」以外が指定された場合、動作設定での設定項目「トレイ制御モード」の指定に従って動作します。
    クライアントPCの動作設定については、「4-2 SDPClientServiceの動作設定」を参照してください。
  3. 「0」で動作
    JavaScript APIでの誤った設定更新などによって、クライアントPCの設定項目「トレイ制御モード」の指定が無効の場合、トレイ制御モード「0」として動作します。

各トレイ制御モードの動作

トレイ制御モード「0」(既定トレイ指定)

API関数VrSetTray(n)で指定したトレイ番号(n)をプリンターの給紙トレイに固定で紐付けて処理するモードです。指定したトレイ番号(n)を以下のトレイと紐付けます。

  • 1
    上段トレイ
  • 2
    中段トレイ
  • 3
    下段トレイ
  • 4
    手差しトレイ

上記の設定に当てはまらない場合は、プリンター側の設定に従って動作します。

トレイ制御モード「1」(ドライバー取得順指定)

API関数VrSetTray(n)で指定したトレイ番号(n)を、プリンタードライバーからトレイ情報を取得する際の取得順に対応させて動作するモードです。
たとえば、以下のトレイ情報が取得されるプリンターへの印刷で、VrSetTray(4)が指定されている場合は、プリンターのトレイ2から給紙されます。

プリンターの設定に従う、自動、トレイ1、トレイ2、トレイ3、トレイ4、トレイ5(手差し)

トレイ制御モード「2」(トレイマップ指定)

API関数VrSetTray(n)で指定したトレイ番号(n)に対応する給紙トレイを、各クライアントPCの設定ファイル「Traymap.ini」の記述から取得して動作するモードです。
SVF Web Direct Printのインストールフォルダーに「Traymap.ini」を配置しておく必要があります。

  • Traymap.iniに記述する項目
    Traymap.iniの設定はプリンター名ごとに記述します。Traymap.ini内で、プリンター名ごとにトレイ制御モードを再度指定するため、ここでプリンターごとにトレイ制御モードを切り替えることができます。
    印刷するプリンター名の設定がTraymap.iniファイルにない場合は、トレイの指定は行われません。プリンター側の設定に従って給紙されます。

    項目名 説明
    プリンター名 トレイマップを適用するプリンター名を"[ ]"で括り、セクションとして指定します。
    EnumMode 適用するトレイ制御モードを「0」から「2」で指定します。省略時には「0」が指定されたものとして動作します。
    Tray[n] VrSetTray(n)で指定したトレイ番号に対応する給紙トレイ(プリンタードライバーのトレイID)を指定します。
    当てはまらない場合はプリンターの設定に従います。
  • Traymap.iniの記述例
    プリンター名「LaserPrinter1」への印刷時にVrSetTrayで「1」が指定された場合はトレイ4へ、VrSetTrayで「2」が指定された場合はトレイ1に出力します。プリンター名「LaserPrinter2」への印刷時はトレイ制御モード「0」で動作します。

    [LaserPrinter1]
    EnumMode=2
    Tray1=4
    Tray2=1
    
    [LaserPrinter2]
    EnumMode=0