3-1-5 SVF for Excelの制限事項

SVF for Excelを使用する上での制限事項は次のとおりです。
必要に応じて、『SVF for Java Printユーザーズマニュアル』、または『SVF for PDFユーザーズマニュアル』を参照してください。

  • SVF for Excelでは、Apache POIのライブラリを使用します。そのため、svf.jar配置ディレクトリへライブラリファイルをコピーする必要があります。
    手順は、「2-1-1 SVF for Excelの環境設定(Windows版)」または「2-2-1 SVF for Excelの環境設定(UNIX/Linux版)」を参照してください。
  • Javaプログラムから実行するには、使用するjarファイルをCLASSPATHに追加する必要があります。
    手順は、「2-1-1 SVF for Excelの環境設定(Windows版)」または「2-2-1 SVF for Excelの環境設定(UNIX/Linux版)」を参照してください。
  • Excelブック形式の出力に対応していますが、Excel97-2003形式と比較して処理速度が遅く、メモリも多く必要とします。また、Apache POIのExcelブック形式用モジュールには、いくつかの問題点が確認されているため、Excel97-2003形式での出力を強く推奨します。Excelブック形式で出力する場合は、意図どおりに出力されるかどうかを十分に確認する必要があります。
  • Microsoft Excelの仕様により、以下の最大セル数の制限があります。

    制限がある項目
    最大行数(Excel97-2003) 65536
    最大列数(Excel97-2003) 256
    最大行数(Excelブック形式) 1048576
    最大列数(Excelブック形式) 16384

テンプレート出力方式の制限事項

  • テンプレートExcelファイルは、1ジョブ内で1つのワークブックのみ使用可能です。ワークブック内には複数のワークシートを使用可能です。
  • テンプレートExcelファイルとして指定可能なExcelファイル形式は、Excel97-2003形式またはExcelブック形式で作成されたものに限ります。
  • 保護されているExcelファイルは、テンプレートExcelファイルとして指定できません。指定する前に保護を解除する必要があります。
  • 指定されたテンプレートExcelファイルの形式によって、出力されるExcelファイルの形式が決まります。テンプレートExcelファイルはExcel97-2003形式で、出力ファイルはExcelブック形式で、という使い方はできません。
  • フィールド以外のアイテムは使用できません。
  • サブフォームや繰り返しは使用できません。
  • XML様式ファイルに綴りページがある場合、次のAPIは使用できません。
    • 処理対象ワークシートの指定
    • ワークシートのコピー
    • ワークシートの移動
  • Microsoft Excelのグラフオブジェクトを含んでいるワークシートの場合、Apache POIの問題により、ワークシートのコピーは使用できません。Apache POIで例外が発生します。
  • VrComout("/{XSSC ~}/")によるワークシートのコピーは、1帳票につき1370回未満としてください。
  • Apache POIの制限により、テンプレートExcelファイルに設定できるSUMなど関数のパラメーター数は最大で30個です。関数のパラメーター数が30個を超えると計算が正しく行われず、該当セルに「#Value!」と表示されます。

直接出力方式の制限事項

  • XML様式ファイルは、グリッドに合わせて設計してください。グリッド上のテキストアイテムの位置やフォントサイズから出力セル位置を判断するため、グリッドに合っていないアイテムは、意図したセル位置に出力されないことがあります。
  • Microsoft Excelの列幅の指定方法は、Excelブックの既定フォント(Microsoft Excelオプション設定の[使用するフォント]で指定されるフォント)の文字数で指定するため、グリッドの設定値によっては誤差が発生します。なお、SVF環境設定[セル幅の調整量(pixel)]で1ピクセル単位(96dpi)での調整が可能です。

  • Microsoft Excelの行の高さはポイントで指定するため、グリッドの設定値によっては誤差が発生します。
  • 線アイテムは、水平線、垂直線のみ出力可能です。すべてセルの罫線として出力されます。斜線は出力されません(無視されます)。
  • 矩形アイテムは、図形としては出力されず、セルの罫線として出力されます。コーナー区分は直角のみ指定可能です(「カット」「」の場合も「直角」で出力されます)。

  • 線幅や線種は、Microsoft ExcelとSVFでは指定方法が異なるため、設計どおりに出力されない場合があります。詳細は「3-1-3 線種、網掛け、カラーの表現について」を参照してください。
  • 文字関連制限事項
    • 文字ピッチは指定できません。常に「0」として出力されます。指定された場合、文字列の終端位置はMicrosoft Excelへ反映されます。そのため、セルを結合する設定の場合は結合範囲が変わります。
    • 縦横倍率は指定できません。指定された場合、文字列の終端位置はMicrosoft Excelへ反映されます。そのため、セルを結合する設定の場合は結合範囲が変わります。
    • アウトラインやシャドウ、回転は指定できません。無視されます。
    • 文字方向は「」のみ指定可能です。縦書きには対応していません。

    • 指定可能なフォントの種類は、SVFX-Designerで指定可能なフォントです。なお、SVF実行環境にフォントファイルは不要です。Microsoft Excelの表示環境にフォントファイルが必要です。
    • 出力する文字列が全半角混在の場合、SVFX-Designerの[全角フォント]で指定されたフォントで出力されます。出力する文字列が半角のみの場合はSVFX-Designerの[半角フォント]で指定されたフォントで出力されます。

    • 縦書きフォントでの出力はできません。
    • ソフトフォントによる出力はできません。
    • Microsoft Excelのフォントサイズは整数での指定になるため、フォントサイズは整数にて設計することを推奨します。
    • ボールド属性を使用した場合、SVFX-DesignerとMicrosoft Excelでは、ボールドの描画方式が異なるため、設計どおりの出力結果にはなりません。
      SVFX-Designerではボールドの有無に関係なく文字の出力位置は変わりませんが、Microsoft Excelではボールドの有無によって文字の表示サイズが変わります。
      例えば、同一フォントで1行目がボールド属性なしで、2行目がボールド属性ありの場合は次のようになります。


      SVFX-Designerの出力例


      Microsoft Excelの出力例

  • XML様式ファイルのフィールドのデータ型によって、Excelのセルのデータ型が「数値型」か「文字型」かが決まります。ただし、固定文字はすべて「文字型」として出力されます。
  • 直接出力形式では、XML様式ファイルで指定された用紙サイズがExcelファイルの用紙サイズに設定されます。
    用紙サイズ]で有効となるものは、次のものです。[用紙サイズ]で「連帳」または「フリー」が指定された場合は「A4」で出力されます。
       はがき、A5、A4、A3、B5、B4、レター

  • 出力Excel形式がExcel97-2003形式で、矩形の「カラー塗り込み」と「グレースケール」を併用した場合など、設計色が正確に出力されない場合があります。出力Excel形式がExcel97-2003形式では、パレットカラー(56個)で指定可能な色のみ出力可能です。
    出力可能なパレット色については、「パレットカラー番号」を参照してください。
  • 重なったアイテムは、正常に出力できない場合があります。
  • イメージアイテムの[印刷サイズ]は、「可変」のイメージ領域に合わせての出力のみに対応しています。ただし、文字の出力と同様に、グリッドを基準とした出力のため、設計サイズとは一致しない可能性があります。

  • バーコードをイメージとして出力できますが、出力したバーコードが読み取れない場合は、イメージサイズを調整する必要があります。
  • Report Director EnterpriseおよびUniversal Connect/Xを使用した場合に、Excelファイルの分割出力はできません(SVF環境設定の[Excel内のMAXページ数]は指定できません)。

  • 出力できるイメージはBMP、JPEG、GIF、PNGのいずれかです。ただし、これらのイメージであっても、一般的ではないフォーマットや仕様によっては正しく出力されない場合があります。
  • 両面印刷および拡大縮小印刷はできません。
  • 12桁を超えた数値を出力する場合は、Microsoft Excel上で「3.70267E+11」のように指数表示となるため、あらかじめ編集式のFORMAT関数を用いて数値の出力形式を指定しておく必要があります。
  • Apache POIの問題により、[ページ毎にシートを生成して出力する]設定を使用し、出力可能な最大シート数は1370シートです。

  • グループサプレスの設定により、データが非表示となった行を、縦にセル結合することはできません。