3-1-2 プリンター機種設定(EXCEL)

ここでは、SVF環境設定におけるSVF for Excelの各設定項目について説明します。
SVF環境設定については、『SVF for Java Printユーザーズマニュアル』、または『SVF for PDFユーザーズマニュアル』を参照してください。

参考

本機種は、グラフィックモードに対応していません。


SVF環境設定におけるSVF for Excelの設定項目

項目
説明

出力

  • 出力ディレクトリ
    ファイルの出力先ディレクトリを指定します。指定されない場合、システムのテンポラリディレクトリに出力されます。

  • スプールファイル既定拡張子
    出力ファイルのデフォルト拡張子を指定します。Excel97-2003形式で出力する場合は「.xls」、Excelブック形式で出力する場合は「.xlsx」を指定します。VrSetSpoolFileName2関数を使用しない場合、[出力ディレクトリ]へ[スプールファイル既定拡張子]を使用した一意の名前でファイルが作成されます。
    出力するExcelのファイル形式(Excel97-2003形式、Excelブック形式)にかかわらず、ここで指定された拡張子でファイルが作成されるため、あらかじめ使用するExcel形式と合わせて拡張子を指定する必要があります。

メイン

下線の出力形式(Service Pack 8で対応)
属性式用関数のUNDERLINEを使用した場合に出力する線を、Microsoft Excelにおける[セルの書式設定]のフォントの属性として出力するか、セルの罫線として出力するかを選択します。

  • フォント
    Microsoft Excelにおける[セルの書式設定]の[フォント]タブで設定できる下線や文字飾りなどのフォントの属性として出力します。

    注意
    • UNDERLINEのパラメーター「種類」で以下の値を設定している場合は、Excelのフォントの属性に存在しないため、セルの罫線として出力します。
      UNDERLINEのパラメーターについては『SVFX-Designer Ver. 9.2 ユーザーズマニュアル』の「5-4-1 属性式用関数」を参照してください。
      • 2(オーバーライン)
      • 4(二重オーバーライン)
      • 5(二重打消線)
    • UNDERLINEのパラメーター「線幅」、「線種」、「パレットカラー番号」を指定しても、Excelのフォントの属性には存在しないため、それらの指定は無効になります。
  • 罫線
    Microsoft Excelにおける[セルの書式設定]の[罫線]タブで設定できるセルの罫線として出力します。Service Pack 7以前と同様の出力形式です。
テンプレート出力方式
  • テンプレートExcelファイル名
    あらかじめ作成したExcelファイル名を絶対パス名で指定します。作成済みのExcelファイルをテンプレートとして指定することで、指定したExcelファイルへ印刷データを出力できます。
    API関数のVrComout("/{XSFN ファイル名}/")を使用して指定することもできます。両方で指定された場合、APIの指定が優先されます。VrComoutを含め、テンプレートExcelファイル名が指定されなかった場合は、「直接出力方式」で出力されます。
    テンプレート出力方式で出力されるExcelファイルの形式は、ここで指定されたテンプレートExcelファイルの形式と同じ形式になります(Excel97-2003形式またはExcelブック形式)。Excelブック形式を使用する場合は、必ず「3-1-5 SVF for Excelの制限事項」を確認してください。

  • セル位置
    出力先セル位置の指定方法を選択します。

    • コメント
      出力先セル位置をXML様式ファイルに設計したフィールドの[コメント]欄で指定します。

    • フィールド名
      出力先セル位置をフィールド名で指定します。フィールド名をセル位置(A1など)にします。

  • セルの書式設定反映の仕方
    セルの書式設定に、API関数のVrComout("/{XSCL ~}/")で指定された属性だけを反映するか、XML様式ファイルのフィールドで指定された属性も含めて反映するかを選択します。

    • VrComoutのみ反映
      VrComoutのみを反映します。フィールドで設定された属性は無視されます。

    • 様式ファイルも含めて反映
      XML様式ファイルのフィールドで指定された属性も含めて反映します。フィールドで設定可能な属性は、API関数で指定可能な属性と同様に「フォントの色」、「ボールド」、「イタリック」のみです。フィールドへのデータ出力有無によらず、XML様式ファイル上に設計されている上記のフィールド属性が反映されます。API関数、フィールド属性の両方で同じ属性を指定した場合、API関数で指定した属性が優先されます。

  • 黒色設定
    セルの書式設定反映の仕方]で「様式ファイルも含めて反映」を選択した場合に有効です。XML様式ファイルのフィールド属性の印刷色が黒色の場合にも、セルの書式設定を行う必要がある場合に指定します。テンプレートExcelファイルの文字色に黒色以外が設定されている場合で、フィールド属性の黒色を反映したい場合などに使用します。

    • する
      黒色を設定します。

    • しない
      フィールドが黒色の場合には属性の設定を行いません。

  • シート自動作成
    更新対象のワークシートをコピーし、コピー後のワークシートに印刷データを出力します。API 関数のVrComout("/{XSSC ~}/") コマンドでワークシートをコピーした場合、コピー後のワークシートをさらに自動作成することはありません。

    • する
      ワークシートの自動作成を行います。

    • しない
      ワークシートの自動作成を行いません。

直接出力方式

  • 出力先Excelフォーマット
    出力するExcelファイルの形式を指定します。「XLS」(Excel97-2003形式)、「XLSX」(Excelブック形式)から選択します。Excelブック形式を使用する場合は、必ず「3-1-5 SVF for Excelの制限事項」を確認してください。

    • XLS
      出力先ExcelフォーマットをExcel97-2003形式にします。

    • XLSX
      出力先ExcelフォーマットをExcelブック形式にします。

  • 複数ページ時の出力の仕方
    出力ページ数が2ページ以上の場合の出力方法を選択します。

    • ページ毎にシートを生成して出力する
      ページごとにワークシートを生成して出力します。

    • 1シート上にすべて出力する
      1ワークシート上に全ページを出力します。

    • 様式切り替え時にシートを切り替える
      様式切り替え時に(VrSetFormごとに)シートが切り替わります。ただし、リンクフォームが指定されている場合の改ページによる様式切り替え時はシートが切り替わりません。

  • Excel内のMAXページ数
    1(Excel)ファイル内に出力するページ数の上限を指定します。大量ページを出力する際、メモリエラーが発生して出力できない場合などに使用します。「1」以上の値が指定された場合、出力ページ数が指定値を超えると新しいExcelファイルを生成し、分割して出力します。「0」を指定した場合、無制限です。
    分割ファイルは、ファイル名に「アンダーバー+連番」が付与されて出力されます。例えば、VrSetSpoolFileName2で「OutPut.xls」が指定された場合は、「OutPut.xls」、「OutPut_1.xls」、「OutPut_2.xls」、「OutPut_n.xls」と出力されます。
    Report Director Enterprise、Universal Connect/Xを使用して出力する場合には使用できません。

  • 文字のセル内の縦位置
    セルに文字を配置する際の縦位置を指定します。設定した内容は、出力されるExcelファイル内の固定文字やフィールドが配置されるセルに適用されます。

    • 上詰め
      縦位置を上詰めで配置します。

    • 中央揃え
      縦位置を中央揃えで配置します。

    • 下詰め
      縦位置を下詰めで配置します。

  • セルの結合
    文字が2つ以上のセルにまたがって出力される場合に、セルを結合するかを指定します。「結合する」を選択した場合、出力文字の先頭位置のセルから印字桁数分(フィールドの場合、フィールド桁数分)のセル位置までが結合されます。
    Service Pack 8以降では、フィールドごとにセルの結合の有無や、結合の範囲を指定できます。詳細は、「フィールドごとにセルの結合を制御するには」を参照してください。

    • 結合する
      出力範囲のセルを結合します。結合する場合、フィールドや固定文字が一部分でも重なっていると、結合されたセル同士の結合となるため、後で出力されたセルのデータは無視されます。そのためXML様式ファイル設計時には、フィールドや固定文字が重ならないように注意する必要があります。
      また、文字出力を行わずにフィールド長でセル結合するには、[空白フィールドの出力モード]を「出力する」に設定する必要があります。

    • 結合しない
      セルを結合しません。文字が複数のセルにまたがって出力される場合でも、セルを結合せずに、先頭位置のセルに出力されます。XML様式ファイルのフィールドに設定した[編集スタイル]は無効になります。出力したExcelファイル2次加工する場合などに使用します。

  • フォントサイズ調整
    フォントのサイズが行の高さより大きく、セル結合しない場合のフォントサイズを指定します。

  • フォントサイズ調整縮小率(%)
    行の高さに合わせてフォントサイズを小さくする場合、比較対象となる行の高さの縮小率を指定します。

  • デフォルトシート名
    生成されるワークシートのデフォルトシート名を指定します。API 関数のVrComout(/{XSCN "シート名"}/)でも指定できます。複数ページ出力によりシート数が2つ以上になる場合には、ここで指定された「デフォルトシート名+ページ番号」でシートが生成されます。例えば、デフォルトワークシート名に「WorkSheet」と指定した場合、「WorkSheet」、「WorkSheet2」、「WorkSheet3」のようにシート名が付与されます。
    シート名の後ろに付くページ番号を制御したい場合は、次のような指定も可能です。

    [シート名] + "%0" + [0埋め桁数] + "d"

    例えば、「WorkSheet_%05d」を指定した場合、「WorkSheet_00001」、「WorkSheet_00002」、「WorkSheet_00003」ようになります。
    シート名に使用できない文字についてチェックされません。Microsoft Excelの仕様に従って設定してください。

  • セルの枠線を表示
    セルの枠線を表示する/表示しないを指定します。

    • 表示する
      セルの枠線を表示します。

    • 表示しない
      セルの枠線を表示しません。

  • 印刷ページに合わせる
    プリンタードライバーやディスプレイ解像度によっては、印刷データがページ内に収まらない場合があります。[印刷ページに合わせる]を「する」に指定することで、Excelの「ページ設定」、「拡大縮小印刷」、「次のページ数に合わせて印刷」の「」を1ページに設定し、ページ内に収まるようにします。

    • する
      Excelの横方向を1ページに収まるように設定します。

    • しない
      印刷ページに合わせる設定を行いません。

  • 編集式の出力モード
    XML様式ファイルの数値型フィールドで、編集式にFORMAT関数を使用している場合に、Microsoft Excelの数値表示形式(ユーザー定義)に変換して出力するかを指定します。FORMAT2関数が指定された場合でも、FORMAT関数が指定されたものとして扱われます。

    • Excelの数値表示形式に変換して出力する
      編集式のFORMAT関数をMicrosoft Excelの数値表示形式に変換して出力します。
      このモードでは編集式に設定できるのはFORMAT関数1つのみです。if()などを組み合わせて指定することはできません。

    • 数値以外の文字列が混入している場合、文字列として出力する
      編集式にFORMAT関数が使用され、出力データに円マークやカンマなどの文字が含まれる場合、文字型として出力されます。編集式にFORMAT関数が使用され、数値のみが出力される場合には、Microsoft Excelの数値表示形式(ユーザー定義)へ変換されます。

  • 用紙余白(上)(mm)
    用紙の余白(上)をミリメートルで指定します。

  • 用紙余白(右)(mm)
    用紙の余白(右)をミリメートルで指定します。

  • 用紙余白(下)(mm)
    用紙の余白(下)をミリメートルで指定します。

  • 用紙余白(左)(mm)
    用紙の余白(左)をミリメートルで指定します。

  • セル幅の調整量(pixel)
    セル幅の調整量をpixel単位で指定します。設定可能なセル幅は、Microsoft Excelの仕様により標準フォントの文字数で0~255文字の範囲です。この範囲を超える指定はできません。

  • 空白フィールドの出力モード
    フィールドにデータの出力がない場合に、セルに出力するかしないかを選択します。「出力する」を選択した場合は空文字と一緒にフィールドの属性情報も出力されます。

  • シート番号の初期化
    XSCN関数(生成されるワークシート名を指定する関数)で途中ページのシート名を変更する場合、ページ名に付けられる番号を初期化するかしないかを選択します。

  • 改ページ制御
    1ワークシートに設定できる改ページ数の最大数(1026)を超えて出力する場合の処理方法を指定します。

    • 有効
      1026ページを超えた場合、改ページしません。

    • 無効
      1026ページを超えた場合、エラー(-4971)になります。

  • 代替フォント
    設計フォント以外のフォントで出力したい場合に指定します。

    • 書式

      ["設計フォント名","代替フォント名"],["設計フォント名","代替フォント名"]
    • Courier Newで設計されたフォントをTimes New Romanに代えて出力する場合の指定例

      ["Courier New","Times New Roman"]
  • 文字の制御
    セルに対し、Excelのセル書式設定[縮小して全体を表示する]と[折り返して全体を表示する]を有効にするかどうかを指定します。設定方法の詳細は、「セルの文字を制御するには」を参照してください。

    • 制御しない
      縮小して全体を表示する]、[折り返して全体を表示する]ともに設定しません。

    • 縮小して全体を表示する
      FONTSIZEが指定されたフィールドのセルに対し、[縮小して全体を表示する]を設定します。XLSX形式の直接出力形式の場合有効です。

    • 折り返して全体を表示する
      FONTSIZEが指定されたフィールドのセルに対し、[折り返して全体を表示する]を設定します。

    • 折り返して全体を表示する(行の高さを自動調整)(Service Pack 2で対応)
      FONTSIZEが指定されたフィールドのセルに対し、[折り返して全体を表示する(行の高さを自動調整)]を設定します。
      折り返した行数に応じて行の高さが自動調整されるため、設計レイアウトとは異なる出力になります。このため、ページ内に収まるかなどの注意が必要です。

      注意

      以下のセルでは行の高さが自動調整されません。

      • 様式ファイルのフィールドのコメント欄で、[CELLHEIGHT]を使用して行の高さを指定した場合
      • 結合セルの場合
  • セル結合時の重なりチェック
    セルの結合]が「結合する」の場合に設定できます。セルの結合時に実行するフィールドの重なりチェックを行うかどうか指定します。

  • 重複時の罫線サプレスでセル結合  
    グループサプレスされた範囲のセルを、縦方向に結合した状態で出力するかどうかを指定します。
    SVF環境設定の[セルの結合]が「結合する」 、またはフィールドのコメント欄に「CELLMERGE=ON」が指定された場合に有効になります。

印刷制御

  • 印刷時に無効化するレイヤー
    印刷時に無効化するレイヤーを指定します。指定したレイヤーに属しているアイテムは印刷されません。
    レイヤーの設定方法については、『SVFX-Designerユーザーズマニュアル』または『SVF Web Designer帳票作成ガイド』を参照してください。

    • 既定レイヤー
      既定のレイヤーごとに、無効化するレイヤーを指定します。

    • ユーザーレイヤー
      追加したレイヤーごとに、無効化するレイヤーを指定します。

セルの文字を制御するには

Excelのセル書式[縮小して全体を表示する]、[折り返して全体を表示する]を有効にするには、SVF環境設定のプリンター設定で[文字の制御]に[制御しない]以外を指定し、フィールドのコメント欄にFONTSIZEプロパティを記述します。

FONTSIZEプロパティの詳細
書式
FONTSIZE=n
引数 フォントサイズ
注意事項
  • フィールドの[文字サイズ]よりも、FONTSIZEの指定が優先されます。

  • コメントを併用する場合は、半角スペースで区切ります。
  • FONTSIZEは、大文字/小文字を区別しません。
記述例
  • フォントサイズ10ポイントを設定する場合

    FONTSIZE=10
  • コメント(「これは請求金額です。」)とFONTSIZEプロパティを併用する場合

    FONTSIZE=10 これは請求金額です。

フィールドごとに文字制御を指定するには

フィールドごとに文字制御を指定する場合は、フィールドのコメント欄に、フォントサイズ(FONTSIZE)プロパティと文字制御(TEXTCONTROL)プロパティを記述します。

TEXTCONTROLプロパティの詳細
書式
TEXTCONTROL=n
引数
  • 1
    縮小して全体を表示する
  • 2
    折り返して全体を表示する
  • 3 (Service Pack 2で対応)
    折り返して全体を表示する(行の高さを自動調整)
注意事項
  • TEXTCONTROLは、単独では使用できません。FONTSIZEが指定されている場合のみ有効です。 
  • FONTSIZEの後ろに半角スペースで区切って、TEXTCONTROLを記述してください。
  • SVF環境設定の[文字の制御]よりも、TEXTCONTROLの指定が優先されます。

  • TEXTCONTROLは大文字/小文字を区別しません。
記述例
FONTSIZE=10 TEXTCONTROL=1

フィールドごとにセルの結合を制御するには

フィールドごとにセルの結合を制御する方法を記載します。

フィールドごとにセルの結合の有無を指定するには

フィールドごとにセルの結合をするかしないかを指定する場合は、フィールドのコメント欄に、セル結合(CELLMERGE)プロパティを記述します。 

CELLMERGEプロパティの詳細
書式
CELLMERGE=ON|OFF 
引数
  • ON
    結合する
  • OFF
    結合しない
注意事項
  • SVF環境設定の[セルの結合]よりも、CELLMERGEの指定が優先されます。
  • CELLMERGEは大文字/小文字を区別しません。
記述例
CELLMERGE=ON


フィールドごとにセルの結合範囲を指定するには

フィールドごとにセルの結合範囲を指定する場合は、フィールドのコメント欄に、セルの結合範囲(MERGERANGE)プロパティを記述します。

MERGERANGEプロパティの詳細
書式
MERGERANGE=n,m
引数
  • n
    結合するカラム数
  • m
    結合する行数
注意事項

SVF環境設定の[セルの結合]が「結合する」 、またはフィールドのコメント欄に「CELLMERGE=ON」が指定された場合に有効になります。

記述例

A1:J2の範囲のセルを結合する場合(フィールドの先頭位置が「A1」セルのとき)

MERGERANGE=10,2