3-7-2 文字や数値の出力エリア(フィールド)を作成する

アプリケーションから渡される文字や数値などのデータを印字するためのエリアを「フィールド」と呼びます。フィールドには、日付、客先、住所、製品名などのように、通常、データの内容によって帳票ごとに異なる内容が印字されます。
出力されるデータ内容によって文字型フィールドと数値型フィールドの2つに分類されます。
フィールドにデータを出力しない場合でも、計算式、編集式を設定することで、帳票に値を出力できます。また、数値データの場合は、カンマ区切りなどの表示編集を設定することも可能です。


データによってフィールドに出力される内容が異なる

フィールドは、新規に作成する方法と、既存のファイルを利用して作成する方法の2つがあります。
新規に作成する方法については、本項の「フィールドを配置する」を参照してください。
既存のファイルを利用して作成する方法については、「3-7-3 既存のファイルを利用してフィールドを作成する」を参照してください。

フィールドを配置する

フィールドは次の手順で作成します。

  1. [フィールドの作成]を選ぶ

    アイテム]-[フィールドの作成]を選択、または[フィールドの作成]ボタンをクリックします。
    マウスカーソルがで表示されます。

  2. 配置位置にドラッグする

    フォームウィンドウでマウスをドラッグすると、フィールドが作成されます。
    細字の数値はフィールドの桁数を表します。


    必要な桁数になるまでドラッグする

  3. 配置されたフィールドを選択する

    配置したフィールドを選択します。
    プロパティエディター]に、選択しているフィールドのプロパティが表示されます。

  4. プロパティを設定する

    プロパティの各種項目を設定します。

フィールドのプロパティを設定する

プロパティの設定は[プロパティエディター]で行います。フィールドのプロパティは[基本設定]、[レポートライター]、[綴り設定]に分類され、タブごとにまとめられています。


フィールドのプロパティ

参考

色を指定する欄では、[設定]-[パレットカラー設定]でパレットカラーとして登録されている色を選択できます。パレットカラーの設定方法については、「3-12-4 パレットカラーを設定する」を参照してください。

基本設定

プロパティ
説明

名前

フィールド名を入力します。フィールド名を指定していない場合は、自動的に「Field1」から連番で指定されます。英数、カナ、漢字、および下線記号(_)が使えます。フィールド名の先頭文字に数字は使用しないでください。数字が10バイト以上連続する名前は付けられません。入力できる名前の長さは[動作設定]での設定により異なります。(Service Pack 6で対応)

コメント

フィールドに対するコメントを入力します。コメントの内容は印刷時には使用されませんが、フィールドの意味をコメントに設定しておくと、フォームの保守に役立ちます。
また、コメントに「/{FFEject=1}/」と入力することでFFEject機能を設定できます。FFEjectに関しては、「FFEject」を参照してください。

リンク先のフィールド名

リンク先のフィールド名を指定します。
リンク先のフィールドとは、このフィールドの印字桁数を超えたデータを受け取った場合に、超過したデータを引き継いで印刷するためのフィールドです。
指定しない場合は、超過したデータはカットされます。
レコード内に作成されたフィールドでは、自分自身のフィールド名を[リンク先のフィールド名]に指定することにより、自動改行ができるようになります。
このようなフィールドを「自動リンクフィールド」と呼びます。

参考
  • SVF環境設定の[動作環境の設定]-[リンクフィールド]でデリミター(区切り文字)の指定が可能です。指定した区切り文字でデータを分割し、リンク先のフィールドにデータを引き継げます。

  • リンク先のフィールドの名前が変更された場合は、連動して[リンク先のフィールド名]も自動的に変更されます。

  • リンク先のフィールドが削除された場合は、連動して[リンク先のフィールド名]も自動的に削除されます。

  • 拡張自動リンクモードは、「拡張自動リンクモード」を参照してください。
注意

指定できるのは、文字型フィールドに限られます。

制限事項

出力する帳票がタイ語の場合、リンクフィールドを使用した改行においては、子音、母音、声調記号等の組み合わせを考慮した正しい区切りでは改行されません。

グラフィックモード

グラフィック機能を有効にするかどうかを指定します。チェックを付けるとグラフィック機能が有効に指定され、拡張設定ができるようになります。グラフィックモードの詳細は、「3-2 動作設定」の「3-2-7 操作モード」を参照してください。

参考

プロパティエディター]に[グラフィックモード]が表示されるのは、[動作設定]-[操作モード]で[グラフィックモードを有効にする]にチェックを付けている場合です。ただし、[グラフィックモードを有効にする]のチェックを外している場合でも、すでにグラフィックモードとして設計されたアイテムは、[グラフィックモード]欄が表示されます。

X(dot)

フィールドの左上隅のX座標を指定します。
縦書きフィールドの場合は、グラフィックモードのときは右上隅のX座標、ベーシックモードのときは左上隅のX座標です。

Y(dot)

フィールドの左上隅のY座標を指定します。
縦書きフィールドの場合は、右上隅のY座標です。

印字桁数

実際に印字する文字数を桁数で指定します。
編集式でFORMAT関数を使用し、小数点、カンマ、付加記号を含んで出力する場合は、小数点、カンマ、付加記号のバイト数を含めた桁数を指定してください。

参考
フィールドを選択して表示される四隅の黒いハンドルをドラッグすると、桁数を変更できます。
注意

数値型フィールドでは、桁数以上のデータが入力されると、全桁にアスタリスク(*)が印字されます。

データ桁数

フィールドがデータを保持しておくためのバッファのサイズを、バイト数で指定します。計算式、編集式などの処理のため、印字桁数よりも大きいサイズでデータを保持しておきたい場合に指定します。「0」と指定されている場合は、[印字桁数]と同じ値とみなされます。
自動リンクフィールドを設定している場合は、自動改行で出力する際の上限になります。
印字桁数]20桁、[データ桁数]100桁と指定している場合は、5行まで改行されて出力されます。

フィールド・タイプ

フィールドに入力されるデータが、全角か、半角かを指定します。
ここで指定する半角/全角は、フィールドにセットされるデータが半角か全角かを、フォームウィンドウ上で視覚的にわかりやすく表示するための設定です。印刷時にセットされるデータの全半角を変換する機能ではありません。
半角に指定していても、2バイト文字は問題なく出力されます。

ピッチ(dot)

文字間ピッチを指定します。半角での文字間です。全角では、指定値の2倍です。

固定ピッチ

通常は文字をすべて1文字単位で出力しますが、チェックを付けた場合は、条件によっては文字列として出力します(対応していない機種もあります)。
この動作は、SATO機種のグローバル標準モデルまたはZebra機種、あるいは出力可能な文字数に上限のあるごく一部の機種でのみ有用です。チェックを付けることで機種特有の機能を利用できる場合があります。ただし、文字が設計どおりの位置に出力されない場合があります。

全角フォント

全角文字を印字する際に使用するフォントを選択します。[設定]-[動作設定]の[フォント選択]でフォントを追加している場合は、ベーシックモードのときはTrueTypeの固定ピッチのフォントのみ、グラフィックモードのときはプロポーショナルフォントも含めてドロップダウンリストに表示され選択できます。

半角フォント

半角文字を印字する際に使用するフォントを選択します。[設定]-[動作設定]の[フォント選択]でフォントを追加している場合は、ベーシックモードのときはTrueTypeの固定ピッチのフォントのみ、グラフィックモードのときはプロポーショナルフォントも含めてドロップダウンリストに表示され選択できます。
なし」が選択された場合は、全角フォントとして指定されたフォントが半角文字にも使われます。

文字サイズ

印字する文字サイズを1~96ポイントの範囲内で指定します。

データ型

フィールドに出力されるデータを、数値として処理するか、文字として処理するかを指定します。

参考

フィールドのデータ型によって、フィールドバッファの初期値が異なります。

  • 文字型フィールド: ""(空文字列)
  • 数値型フィールド: 0(ゼロ)
  • 文字
    文字型データとして処理します。

  • 数値
    数値型データとして処理します。四則演算や集計関数などを使用する場合は、数値型にする必要があります。

編集スタイル

印字するときのフィールドの配置スタイルを選択します。
  • 無編集
    受け取ったままの形式で印字しますが、数値フィールドは自動的に右詰めに指定されます。

  • 右詰め
    全角/半角スペースを削除して、右詰めで印字します。

  • 左詰め
    全角/半角スペースを削除して、左詰めで印字します。

  • 中央割り付け
    全角/半角スペースを削除して、フィールドの幅に対して中央の位置に印字します。

  • 均等割り付け
    フィールドの幅内に均等に印字します。

  • 小数点位置固定右詰め
    小数点位置を基準に右詰めで印字します。
    編集式のFORMAT、FORMAT2関数を使用し数値データの編集を指定した場合のみ有効です。

計算式

四則演算やフィールド参照など、SVFで提供されている編集関数を設定できます。[計算式]欄の[...]をクリックすると、[計算式]ダイアログが表示されます。


計算式]ダイアログ

計算式の設定方法については、「第4章 計算式・編集式の設定」を参照してください。

制限事項

日本語様式編集時以外では、[ToolTipの表示](マウスカーソルをあてると該当箇所の説明がポップアップで表示される機能)は表示されません。

編集式

SVFで提供されている編集関数やシステム変数を使用したり、FORMAT関数を用いてデータの出力形式などを設定したりできます。[編集式]欄の[...]をクリックすると、[編集式]ダイアログが表示されます。


編集式]ダイアログ

編集式の設定方法については、「第4章 計算式・編集式の設定」を参照してください。

制限事項

日本語様式編集時以外では、[ToolTipの表示](マウスカーソルをあてると該当箇所の説明がポップアップで表示される機能)は表示されません。

参考

計算式、編集式では式を指定したフィールドのフィールドバッファ値に次のような違いが発生します。

  • 計算式で指定した場合: 式の結果によりフィールドバッファの値を置き換えます。
  • 編集式で指定した場合: 式の結果によりフィールドバッファを置き換えません。

属性式

共通ページ]以外に配置されているアイテムの場合に、表示/非表示の切り替えや文字色などを関数で指定する表示属性を設定できます。[属性式]欄の[...]をクリックし、[属性式]ダイアログで[追加]ボタンをクリックすると、[属性式設定]ダイアログが表示されます。


属性式設定]ダイアログ

属性式の設定については、「5-3-1 属性式の設定」を参照してください。

参考

属性式設定ダイアログでは、Ctrlキーを押しながらマウスカーソルを関数にあてることで、該当箇所の説明を表示できます。

制限事項

日本語様式編集時以外では、説明メッセージ(マウスカーソルをあてると該当箇所の説明がポップアップで表示される機能)は表示されません。

検索フィールドとして使用する
(Service Pack 2対応)

SPAで検索フィールドとして使用するかどうかを指定します。

チェックを付けると、SVF for PDF で出力するPDFファイルに検索フィールドの情報が付与されます。付与された情報は、SPAでは検索条件や仕分け条件として使用します。詳細は、SPAの製品マニュアルを参照してください。

注意
  • フィールドの[マスク]にチェックを付けている場合は設定できません。

  • フィールドの[データ型]、[グラフィックモード]、[マスク]を変更した場合、設定はクリアされます。

  • ページマスクを設定しているフィールドは、検索フィールドとして使用できません。
  • 検索フィールド機能を利用して作成したXML様式ファイルを、SP1の環境またはSPが適用されていない環境で利用した場合、以下のような動作となります。
    • SVFX-Designerで開く
      検索フィールドの設定は削除されます。
    • SVF実行部で利用する
      検索フィールドの情報が付与されないPDFが作成されます。

検索フィールド
(Service Pack 2対応)

検索フィールドとして使用する]にチェックを付けた場合、検索フィールド名を指定します。[データ型]、[グラフィックモード]の設定内容によって設定項目が異なります。
初期値は、フィールドの[名前]と同じ名前が設定されます。
英数、カナ、漢字、および下線記号(_)が使えます。検索フィールド名の先頭文字に数字は使用しないでください。数字が10バイト以上連続する名前は付けられません。入力できる名前の長さは[動作設定]での設定により異なります。(Service Pack 6で対応)

  • フィールドの[データ型]が「数値」の場合
    検索フィールド名を直接入力します。フィールドに出力された値をそのまま数値型データとして検索機能で利用するため、[検索フィールド名]のみ指定します。

    注意

    編集式で指定した式の演算結果は、検索フィールドでは使用できません。他のフィールドを参照する場合や、演算処理により値を求める場合は、計算式で指定してください。

  • フィールドの[データ型]が「文字」で、グラフィックモードの場合
    検索フィールド]欄の[...]をクリックし、[編集]ダイアログで検索フィールド名を設定します。[編集]ダイアログでは、文字データを数値型や日付型に変換することもできます。設定については、「検索フィールドの指定」を参照してください。

  • フィールドの[データ型]が「文字」で、ベーシックモードの場合
    検索フィールド]欄の[...]をクリックし、[検索フィールド]ダイアログで検索フィールド名を設定します。[検索フィールド]ダイアログでは、出力された値の一部を切り出したり、文字データを数値型や日付型に変換したりできます。設定については、「検索フィールドの指定」を参照してください。

     

    注意
    • フィールドの[マスク]にチェックを付けている場合は設定できません。

    • フィールドの[データ型]、[グラフィックモード]、[マスク]を変更した場合、設定はクリアされます。

縦倍率横倍率

文字の高さと幅の比率を指定します。
ベーシックモードでは、指定できる倍率が0.5、1、2、3、4、6、8に限られます。

制限事項

機種によって対応している倍率の組み合せに制限があります。

文字の方向

印字方向を縦方向とするか、横方向とするかを選択します。

回転角度

文字列を回転する場合は、その回転角度を指定します。指定可能値は、ベーシックモードの場合は0、90、180、270、グラフィックモードの場合は-360~360です。+値の場合は反時計方向、-値の場合は時計方向に回転します。
横方向の場合は、左上隅の座標を原点に回転します。
縦方向の場合は、右上隅の座標を原点に回転します。
グラフィックモードの場合は、ハンドル操作で回転することもできます。詳細は、本項の「フィールドを回転する」を参照してください。

マスク

マスクを指定してフィールドのデータが印字されないようにできます。キーブレイクのみの目的で使用されるダミー用(印字は行わずにデータ処理の目的でのみ使用する)フィールドなどに設定します。
チェックを付けている場合は、マスクを設定します(印字されません)。
チェックを外している場合は、マスクを設定しません(印字されます)。

ボールド

チェックを付けると、出力される文字が太字になります。

イタリック

チェックを付けると、出力される文字が斜体になります。

アウトライン

チェックを付けると、出力される文字がアウトライン化します。

アウトラインの線幅(dot)(グラフィックモードの場合のみ)

アウトライン]にチェックを付けている場合は、アウトラインの線幅をドット単位で指定します。

マスク・イメージ(グラフィックモードの場合のみ)

アウトライン]にチェックを付けている場合は、アウトラインで囲まれた領域に出力する画像を指定します。

白文字

チェックを付けると、出力される文字が白文字になります。

シャドウ

チェックを付けると、出力される文字に影が付きます。

制限事項

機種により、指定した修飾文字が出力されない場合があります。

グラデーションを使用(グラフィックモードの場合のみ)

チェックを付けると、文字色をグラデーションカラーで塗り込みます。

グラデーション開始色

グラデーションを使用]にチェックを付けている場合は、グラデーションの開始色を指定します。

グラデーション終了色

グラデーションを使用]にチェックを付けている場合は、グラデーションの終了色を指定します。

グラデーション区分

グラデーションを使用]にチェックを付けている場合は、グラデーション開始点から終了点の方向を指定します。
開始色、終了色、および区分の設定によって、次のようにグラデーションが変化します。


グラデーション区分による違い

しおり

PDFファイルのしおり機能を使用する場合に、しおりの階層番号を0~9までの値で指定します。

レポートライター

VrSetFormのモード4、またはモード5での動作を「レポートライターモード」と呼びます。
レポートライターモードで動作させる際、キーブレイクなど帳票設計時に指定した次のレポートライター設定に従い、帳票の出力を制御します。
「レポートライター」には次の機能があります。

  • データのソート出力
  • キーブレイクによる改ページ制御
  • ヘッダーレコード、合計レコードの自動挿入
  • 同一キーにおける出力データの制御(先頭ページのみ、最終ページのみ、グループの最後で印刷)
  • グループサプレス制御
  • 累計値のクリア
  • ページカウントのクリア
  • R系、G系関数の処理制御
参考
  • VrSetForm関数の詳細は、『SVF Java PRODUCTS API関数 リファレンスマニュアル』を参照してください。
  • レポートライター機能を使用するには、キー番号の指定が必要です。ただし、グループサプレスの機能だけはキー番号を指定しなくても使用できます。
プロパティ
説明

キー番号

レポートライター機能を使用する場合に必要な設定です。レポートライターの機能を使用することで、改ページ制御やレコードの挿入、重複データの表示制御(グループサプレス)など帳票側での動的な出力の制御が可能です。
データを制御するためのインデックスキーを数字で指定します。「0」と指定した場合は、キーなしとして扱われます。
キーを指定する場合は、大きなくくりからキー1、2、3と指定してください。
VrSetFormのモードが5の場合は、またはUniversal Connect/Xの[出力モード]で「ソートする」を指定している場合は、指定したキー順にソートされ出力されます。

参考

全アイテムに設定されているキー番号を、一覧表示させて確認、指定する場合は、[アイテム一括設定]ダイアログを表示させてから行ってください。

降順

キー順を指定しているフィールドで、並び順を設定します。チェックを付けた場合は、降順に設定されます。チェックを外した場合は、昇順に設定されます。
VrSetFormのモード5を指定した場合に有効です。

改ページ

キーブレイク時に、改ページするかどうかを指定します。チェックを付けた場合は、改ページします。チェックを外した場合は、改ページしません。

ヘッダーレコード名

先頭またはキーブレイク時にヘッダーレコードとして印字するレコード名を指定します。

合計レコード名

キーブレイク時に合計レコードとして印字するレコード名を指定します。

先頭ページのみ

同一キーの印刷が複数ページにまたがったとき、最初のページのみにフィールドを印刷するかどうかを指定します。
チェックを付けた場合は、最初のページのみに印刷します。
チェックを外した場合は、すべてのページに印刷します。
この機能は、レコード内のフィールド以外で有効です。

最終ページのみ

同一キーの印刷が複数ページにまたがったとき、最終ページのみにフィールドを印刷するかどうかを指定します。
チェックを付けた場合は、最終ページのみに印刷します。
チェックを外した場合は、すべてのページに印刷します。
この機能は、レコード内のフィールド以外で有効です。
グループの最後で印字
明細グループの最終行だけを印字対象とするかを指定します。
チェックを付けた場合は、最終行にのみ印刷します。
チェックを外した場合は、すべての行に印刷します。

グループサプレス

グループサプレスをするかどうかを指定します。
グループサプレスを指定すると、前の行と同じ内容のデータだった場合、空白になります。キーが指定されていなくても設定できます。
チェックを付けた場合は、グループサプレスを設定します。
例1: グループサプレスを利用していない場合
同じデータが続く場合でも各行にそれぞれデータを印刷します。

例2: キー指定せずに、商品区分、商品コード、得意先コードにグループサプレスを設定した場合
各フィールドが個々にサプレス処理されます。

例3: 商品区分、商品コード、得意先コードをキーに指定し、それぞれにグループサプレスを設定した場合
上位キーのデータが変化すると、下位キーは前と同じデータでもサプレス処理が解除されます。

合計レコードが出力された場合は、グループサプレスは解除されます。

制限事項

複数レコードにまたがってのグループサプレス制御はサポートしていません。

グループサプレス解除

グループサプレスは同一のデータが連続する場合に作用しますが、設定したフィールドの内容が変化することによってサプレス状態を解除できます。
チェックを付けた場合は、グループサプレスを解除します。
例: 商品区分、商品コード、得意先コードをキーに指定し、それぞれのグループサプレス、得意先コードをグループサプレス解除した場合
得意先コードの内容が変化するとほかのフィールドのサプレスがすべて解除されます。キー番号が上位のデータで切り替わる場合においても、グループ範囲が確定し、次のデータ出力から新たなグループとして開始されます。 グループサプレス解除はキー指定されているフィールドにのみ設定できます。


グループサプレスを解除

重複時のセンタリング

グループサプレスの結果をセルに対してセンタリングして印字するかどうかを指定します。
チェックを付けた場合は、重複時にセンタリングして印字します。


セルにセンタリングして印刷

 

制限事項

自動リンクフィールドと併用した場合の動作はサポートしていません。

重複時の罫線サプレス

同一のデータが連続した場合は、レコードの枠線をサプレスするかどうかを指定します。
チェックを付けた場合は、レコードの枠線をサプレスします。

注意

共通ページ]に配置されている、サブフォーム階層外の直線、および矩形は、罫線サプレス時の境界線にはなりません。境界線にしたい場合は、[共通ページ]以外に配置してください。

累計値のクリア

R系の統計関数で計算される累計値を0に戻すかどうか指定します。
詳細は、「第4章 計算式・編集式の設定」の「4-4-5 統計関数」を参照してください。
チェックを付けた場合は、累計値を0に戻します。

ページカウントのクリア

キーブレイクによる改ページが発生した際に、ページ数を1に戻すかどうかを指定します。
チェックを付けた場合は、ページ数を1に戻します。
改ページキーが複数存在する帳票の場合でも、XML様式の1ファイルにつき1つの改ページキーのみ設定してください。

注意

キーブレイク時にページ数を1に戻して出力したい場合は、キーフィールドにページカウントのクリアを指定します。また、ページ数を出力するフィールドにはPAGE()関数ではなく、システム変数_PAGE_CNTを使用する必要があります。

綴り設定

オプション
説明

共通

共通]ページにも配置するかどうかを指定します。
チェックを付けた場合は、[共通]ページに配置されます。他のすべての綴りページで共有されることになり、どのページからも編集できます。また、出力時にはすべての綴りページに印刷されます。
チェックを外した場合は、印字する対象ページの設定項目が表示されるので、出力する対象のページにチェックを付けます。

XX印字ページ選択

共通]でチェックを外した場合は、印字する対象ページの設定項目が表示されるので、印字する対象の綴りページにチェックを付けます。

XXページ目の色

各綴りページでの印刷色を指定します。印刷色については、「3-12 アイテムの色を設定する」を参照してください。

拡張自動リンクモード

拡張自動リンクモードを使用すると、ページからあふれたデータを、改ページして出力し続けることが可能になります。

  • VrComout("/{ALNK n}/")関数を使用すると、実行するタイミングで個別にモードを指定できます。「n」に設定値を入力してモードを設定します。詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数 リファレンスマニュアル』を参照してください。
  • メインプロパティファイル(vfreport.properties.*)を変更すると、設定内容自体を変更できます。実行時、全体に適用されます。
    拡張自動リンクモードを有効にするには、SVF環境設定の[オプション]メニューより[プロパティエディター]を起動し、メインプロパティファイル(vfreport.properties.*)のReportWriter.AutoLinkModeキー値を0以外の値を設定します。
    プロパティエディター]を起動するにはパスワードが必要です。パスワードはサポートセンターへお問い合わせください。

各モードの設定値と説明は次のとおりです。

説明
0(既定値) 拡張自動リンクモードは無効になり、以前と同様の動作になります。
レコード内の自動リンクフィールドは、ページ内に収まらなかった場合は改ページして、次のページに出力はしません。

1 レコード内の自動リンクフィールドは、ページ内に収まらなかった場合は次のページの先頭から出力します。
それでも1ページ内に収まらない場合は、ページからあふれた部分のみが、さらに次のページに出力されます。

2 レコード内の自動リンクフィールドは、ページ内に収まらなかった部分のみが次のページに出力されます。
ただし、ヘッダーレコード、合計レコードについては、すべてがページ内に収まらない場合は、次のページの先頭から出力します(=1と同様)。

3 レコード内の自動リンクフィールドは、ページ内に収まらない部分が次のページに出力されます(=2と同様)。
ただし、ヘッダーレコードについては、すべてがページ内に収まらない場合は、次のページの先頭から出力します(=1と同様)。
注意

Report Director Enterpriseでの拡張自動リンクモードの指定は、スプール時のみ有効です。
スプール後に拡張自動リンクモードの設定を変更して印刷した場合でも、スプール時の設定で動作します。

制限事項
  • 拡張自動リンクモードを有効にした状態で、同一レコード内にフォントサイズの異なる複数の自動リンクフィールドがある場合は、サイズの大きなフィールドがページからあふれても、サイズの小さなフィールドは表示できる場合があります。しかし、表示できる場合でも、レコード内のすべてのフィールドについて、同じ行数で改ページされます。


    フォントサイズが異なる場合

  • 次の設定の場合は、自動リンクフィールドと拡張自動リンクモードはサポート対象外です。
    • サブフォームの[展開方向]が「」の場合。

    • フィールドの[文字の方向]が「」の場合。

  • 拡張自動リンクモードを有効にした状態で、自動リンクフィールドを使用する場合は、グラフィックモードであっても縦倍率と横倍率は限られた値(0.5、1、2、3、4、6、8)しか設定できません。

FFEject

FFEjectは、両面印刷時にキーブレイクにより改ページした次のページを表面で出力したいときに設定します。
奇数ページでキーブレイクした場合は、裏面を白紙のまま排紙します。偶数ページでキーブレイクした場合は、そのまま排紙します。

また、指定されたキーが連写内にある場合は、残りの連写枠の処理を中断し、次ページに切り替えます。次ページに切り替わったあとは連写処理が再開され、キーブレイクによる改ページ後の内容が出力されます。連写の処理を中断するため、同一ページ内の空の枠組みが印字されるのを防ぐことができます。

FFEjectを設定するには、キーブレイク対象のフィールドの[コメント]に「/{FFEject=1}/」と入力します。
FFEjectは全プリンター機種で対応しています。

注意
  • 対象のフィールドは[レポートライター]で[改ページ]が指定されている必要があります。レポートライターの設定方法については、「レポートライター」を参照してください。

  • 改ページ]が複数のフィールドに指定されていて、そのうち1つのフィールドに[ページカウントのクリア]が指定されている場合は、そのキーのみFFEject設定が有効です。

  • ファイル出力系の機種の場合は、連写の中断のみ行います。

検索フィールドの指定(Service Pack 2で対応)

フィールドの[データ型]が「文字」の場合に、検索フィールド名を設定する手順は次のとおりです。ベーシックモードとグラフィックモードの場合で、手順、および表示されるダイアログは異なります。


  1. 検索フィールド]欄の[...]をクリックします。


  2. グラフィックモードの場合、この手順は必要ありません。
    検索フィールド]ダイアログで検索フィールド名を選択し、[編集]ボタンをクリックします。


  3. 編集]ダイアログの[検索フィールド名]に、入力します。

検索フィールド]ダイアログでは、フィールドに出力された値の一部を切り出したり、文字データを数値型や日付型に変換したりできます。
検索フィールド]ダイアログの各種ボタンの説明は、次のとおりです。


検索フィールド]ダイアログ

項目
説明

追加

フィールドの値の一部を切り出し、複数の検索フィールドを設定する場合に追加します。 1つのフィールドに複数の情報を出力している場合に、分割したデータを検索条件として利用できます。
クリックすると[追加]ダイアログが表示されます。

編集

検索フィールド名を変更する場合や、文字型データを数値型や日付型に変換する場合に編集します。
クリックすると[編集]ダイアログが表示されます。

削除

選択している検索フィールドを削除します。

追加]ダイアログと[編集]ダイアログで設定できる項目は同じです。
追加]、[編集]ダイアログの設定項目の説明は、次のとおりです。

項目
説明

検索フィールド名

検索フィールド名を指定します。初期値は、フィールドの[名前]と同じ名前が設定されます。
英数、カナ、漢字、および下線記号(_)が使えます。検索フィールド名の先頭文字に数字は使用しないでください。数字が10バイト以上連続する名前は付けられません。入力できる名前の長さは[動作設定]での設定により異なります。(Service Pack 6で対応)

データ型

文字データを数値型や日付型に変換するデータ型を「文字」、「数値」、「日付」から選択します。
文字」を指定した場合、型は変換しません。「数値」、「日付」を指定した場合、表示される[型変換(数値)]および[型変換(日付)]で型変換の設定を行います。

データを切り出す(ベーシックモードの場合のみ)

検索対象となるデータを桁数で切り出すかどうかを指定します。チェックを付けると[開始桁数]、[終了桁数]を指定できます。

  • 開始桁数
    データを切り出す開始桁数を指定します。

  • 終了桁数
    データを切り出す終了桁数を指定します。

型変換(数値)

指定した記号を識別して、数値型データに変換されます。変換する際、数値として認識できない記号は、除去または変換されます。
PDFに出力する文字データのフォーマットで指定されている各記号について指定します。
  • マイナス記号
    マイナス記号を指定します。

  • 小数点記号
    小数点記号を指定します。

  • 桁区切り記号
    桁区切り記号を指定します。

型変換(日付)

指定されたフォーマットの文字データを日付型データに変換します。
計算式]や[編集式]で日付関数を設定している場合、関数の処理結果のフォーマットを指定します。

  • フォーマットタイプ
    年月日(西暦)」、「時分秒」、「任意入力」から選択します。

    • 年月日(西暦)
      「yyyy/MM/dd」「yyyyMMdd」「yy/MM/dd」「yyMMdd」の形式を自動で判別します。

    • 時分秒
      「HH:mm:ss」「HHmmss」の形式を自動で判別します。

    • 任意入力
      選択すると表示される[日付フォーマット]に、任意に入力します。

  • 日付フォーマット
    日付のフォーマットを入力します。文字から日付への変換は、java.text.SimpleDateFormatの仕様に従います。
    日付フォーマットで文字数に制限があるパターン文字は「G,y,M,d,H,m,s」です。「G」は1つ、または4つ、「y」は2つ、または4つ、「M」は1つから4つ、「d,H,m,s」は1つ、または2つのみ指定できます。
    例えば、次のような出力の場合、以下のように日付フォーマットを指定します。

    出力する帳票の言語 出力された日付 日付フォーマット
    日本語 和暦「平成26年12月10日」 GGGGyy年MM月dd日
  • ロケール
    様式ファイルの言語と異なるフォーマットを指定する場合は、ロケールを指定します。左から、言語、国、バリアントの順番で指定します。文字から日付への変換は、java.text.SimpleDateFormatの仕様に従います。

    • 言語
      小文字のアルファベット2文字を入力します。

    • 大文字のアルファベット2文字を入力します。
    • バリアント
      10文字以内で入力します。「_」「|」は使用できません。

    例えば、次のような出力の場合、以下のようにロケールを指定します。

    出力する帳票の言語出力された日付日付フォーマットロケール
    日本語「Wed Dec 03 14:48:47 JST 2014」E MMM dd HH:mm:ss Z yyyyen
    タイ語西暦「2014/12/31」yyyy/MM/dden

フィールドの表示を切り替える

フォームに配置したフィールドは、用途に応じて次の4つの形式に切り替えて表示できます。この4つのフィールドの表示形式は、[表示]-[フィールド名の表示]を選択するか、Ctrl + Eキーを押すごとに切り替わります。


Ctrl + Eキーを押すごとにフィールド表示が切り替わる

制限事項

日本語以外の様式では桁数位置は表示されません。桁数が左側に表示されているときにCtrl + Eキーを押すとフィールド名が表示されます。

フィールドを回転する

フィールドは、任意の方向にハンドルで回転できます。

参考

ベーシックモードの場合は、ハンドルで回転できません。

  1. フィールドを選択する

    フィールドを選択します。
    フィールドの右横(縦書きの場合は右下)に回転用のハンドルが表示されます。


    回転用のハンドルの表示

  2. ハンドルにマウスカーソルを重ねる

    ハンドル付近までマウスカーソルを移動します。
    マウスカーソルの表示がに変わります。

  3. 回転方向にドラッグする

    目的の方向にドラッグします。
    フィールドが回転します。


    ドラッグした方向にフィールドが回転

    参考

    回転角度は、プロパティの[回転角度]からも設定できます。

フィールドを拡大/縮小する

フィールドを拡大/縮小することによって、桁数や文字サイズ、ピッチを変更できます。

  1. フィールドを選択する

    フィールドを選択します。
    周りに四角いハンドルが表示されます。


    ハンドルの表示

  2. ハンドルにマウスカーソルを重ねる

    四隅のいずれかの四角いハンドル付近までマウスカーソルを移動します。
    マウスカーソルの表示がに変わります。

  3. 拡大/縮小方向にドラッグする

    目的の大きさになるまでドラッグします。
    フィールドが拡大/縮小され、桁数や文字サイズが変更されます。


    ドラッグした方向にフィールドを拡大

    Ctrlキーを押しながらドラッグした場合は、桁数は維持したまま文字サイズ、ピッチが変更されます。


    Ctrl+ドラッグするとフィールドの桁数を維持して拡大/縮小できる

    参考

    桁数、フォントの大きさ、ピッチは、プロパティでも指定できます。

フィールドの桁数を変更する

ピッチや文字サイズを維持したままフィールドの桁数だけを変更するには、次の手順で行います。

  1. フィールドを選択する

    フィールドを選択します。
    縦、横の辺にハンドルが表示されます。


    ハンドルの表示

  2. ハンドルにマウスカーソルを重ねる

    縦、横の辺のいずれかのハンドル付近までマウスカーソルを移動します。
    マウスカーソルの表示がに変わります。

  3. ドラッグして桁数を指定する

    文字の方向に合わせてドラッグします。
    ピッチや文字サイズを維持したままフィールドの桁数だけが増減します。


    ドラッグした方向によりフィールドの桁数が増減する

    参考

    フィールドの桁数は、プロパティの[印字桁数]でも指定できます。

フィールドのピッチを調整する

数量、単価、金額などの項目は、帳票の桁区切りの罫線と一致させる必要があります。
そうした場合のために、フィールドのピッチを調整して、帳票の桁間隔に合わせます。
ピッチの調整は、次の手順で行います。

  1. フィールドを選択する

    フィールドを選択します。
    フィールドの四隅に黒いハンドルが表示されます。


    ハンドルの表示

  2. Ctrlキーを押しながらハンドルをドラッグする

    Ctrlキーを押しながら、フィールドの周囲に表示されたハンドルの右端、または左端をドラッグします。
    桁数は固定のまま、ピッチをドット単位に変更できます。


    Ctrl+ドラッグするとピッチを変更できる

    制限事項

    タイ語様式編集時にフィールドや固定文字に、クーリエ、OCRB以外のフォントを設定している場合は、フォームウィンドウ上のハンドル操作でピッチを変更できません。

    参考

    ピッチの調整は、プロパティの[ピッチ(dot)]でも指定できます。