3-7-8 データにはない文字列(固定文字)を出力する

帳票のタイトルや、自社名や住所、電話番号など、データにはないが帳票には印刷する文字列を固定文字と呼びます。
同じXML様式ファイルを利用して出力する場合は、共通ページに配置されている固定文字はすべての帳票に出力されます。


固定文字は、印刷されるすべての帳票上に出力される

固定文字は単一行であり、アイテムごとに修飾などのプロパティを設定します。
それより複雑な、文字や単語ごとにさまざまな修飾を行った文章や、複数行にわたる多彩な形式の文章を出力したい場合は、「テキストフレーム」を利用します。「テキストフレーム」については、「3-10-1 文章(テキストフレーム)を出力する」を参照してください。

制限事項

固定文字は、UnicodeのIVS(異体字)に対応していません。

参考

Form Designer上で、ExcelファイルおよびWordファイルで作成されたレイアウトからイメージデータを取得し、400dpiの画像ファイルに変換して下絵として読み込んだ場合は、固定文字の抽出が自動的に行われアイテムとして配置されます。
また、下絵として画像イメージを読み込んでいる場合は、または紙媒体の帳票をスキャナーから読み込んだ場合は、下絵の文字をOCR抽出によって読み込むことが可能です。

固定文字を配置する

固定文字の配置は、次の手順で行います。

  1. [固定文字の作成]を選択する

    アイテム]-[固定文字の作成]を選択、または[固定文字の作成]ボタンをクリックします。
    マウスカーソルがと表示されます。

  2. 配置位置に文字を入力する

    フォーム上でマウスをクリックして、任意の文字列を入力します。


    クリックして文字を入力

  3. 配置した固定文字を選択する

    配置した固定文字を選択します。
    プロパティエディター]に、選択している固定文字のプロパティが表示されます。

  4. プロパティを設定する

    プロパティの各種項目を設定します。

固定文字のプロパティを設定する

固定文字のプロパティを設定します。プロパティは[基本設定]、[綴り設定]に分類され、タブごとにまとめられています。


固定文字のプロパティ

参考

色を指定する欄は、[設定]-[パレットカラー設定]でパレットカラーとして登録されている色を選択できます。パレットカラーの設定方法については、「3-12-4 パレットカラーを設定する」を参照してください。

基本設定

プロパティ
説明

名前

固定文字名を入力します。指定していない場合には自動的に「Text1」から連番で指定されます。英数、カナ、漢字と下線記号(_)が使えます。名前の先頭文字に数字は使用しないでください。入力できる名前の長さは[動作設定]での設定により異なります。(Service Pack 6で対応)

グラフィックモード

グラフィック機能を有効にするかどうかを指定します。チェックを付けた場合は、グラフィック機能が有効に指定され、拡張設定ができます。グラフィックモードの詳細は、「3-2 動作設定」の「3-2-7 操作モード」を参照してください。

参考

プロパティエディター]に[グラフィックモード]が表示されるのは、[動作設定]-[操作モード]で[グラフィックモードを有効にする]にチェックが付いている場合です。

X(dot)

固定文字の左上隅のX座標を指定します。
縦書きの場合は、グラフィックモードのときは右上隅のX座標、ベーシックモードのときは左上隅のX座標です。

Y(dot)

固定文字の左上隅のY座標を指定します。
縦書きの場合は、グラフィックモードのときは右上隅のY座標、ベーシックモードのときは左上隅のY座標です。

文字列

表示させる文字列を入力します。

ピッチ(dot)

文字ピッチをドット単位で指定します。

固定ピッチ

通常は文字をすべて1文字単位で出力しますが、チェックを付けた場合は、条件によっては文字列として出力します(対応していない機種もあります)。
この動作は、SATO機種のグローバル標準モデルまたはZebra機種、あるいは出力可能な文字数に上限のあるごく一部の機種でのみ有用です。チェックを付けることで機種特有の機能を利用できる場合があります。ただし、文字が設計どおりの位置に出力されない場合があります。

全角フォント

全角文字を印字する際に使用するフォントを選択します。
動作設定]の[フォント選択]タブでフォントを追加している場合は、ベーシックモードのときはTrueTypeの固定ピッチのフォントのみ、グラフィックモードのときはプロポーショナルフォントも含めて指定できます。

半角フォント

半角文字を印字する際に使用するフォントを選択します。[動作設定]の[フォント選択]タブでフォントを追加している場合は、ベーシックモードのときはTrueTypeの固定ピッチのフォントのみ、グラフィックモードのときはプロポーショナルフォントも含めて指定できます。
なし」が選択された場合は、全角フォントとして指定されたフォントが半角文字にも使われます。

文字サイズ

印字する文字サイズをポイントで指定します。1~96ポイントの範囲内で指定できます。

縦倍率横倍率

文字の高さと幅の比率を指定します。
ベーシックモードでは、指定できる倍率が0.5、1、2、3、4、6、8に限られます。

制限事項

機種によって対応している倍率の組合せに制限があります。

文字の方向

文字列の出力方向を「」、「」から選択します。

回転角度

文字列を回転する場合は、その回転角度を指定します。設定可能値は、ベーシックモードの場合は0、90、180、270、グラフィックモードの場合は-360~360です。グラフィックモードの場合は、+値の場合は反時計方向、-値の場合は時計方向に回転します。
横方向の場合は、左上隅の座標を原点に回転します。
縦方向の場合は、右上隅の座標を原点に回転します。
グラフィックモードの場合は、ハンドル操作で回転することもできます。詳細は本項の「固定文字を回転する」を参照してください。

ボールド

チェックを付けると、出力される文字が太字になります。

イタリック

チェックを付けると、出力される文字が斜体になります。

アウトライン

チェックを付けると、出力される文字がアウトライン化します。

アウトラインの線幅(dot)(グラフィックモードの場合のみ)

アウトライン]のチェックが付いている場合は、アウトラインの線幅をドット単位で指定します。

マスク・イメージ(グラフィックモードの場合のみ)

アウトライン]のチェックが付いている場合は、アウトラインで囲まれた領域に出力する画像を指定します。

白文字

チェックを付けると、出力される文字が白文字になります。

シャドウ

チェックを付けると、出力される文字にシャドウが付きます。

制限事項
プリンターにより、指定した修飾文字が出力されない場合があります。

グラデーションを使用(グラフィックモードの場合のみ)

チェックを付けると、文字色をグラデーションで出力できます。

グラデーション開始色

グラデーションを使用]にチェックが付いている場合は、グラデーションの開始色を指定します。

グラデーション終了色

グラデーションを使用]にチェックが付いている場合は、グラデーションの終了色を指定します。

グラデーション区分

グラデーションを使用]にチェックが付いている場合は、グラデーション開始点から終了点の方向を指定します。
開始色、終了色、および区分の設定によって、次のようにグラデーションが変化します。

属性式

属性式を設定します。属性式の設定については、「5-3-1 属性式の設定」を参照してください。

綴り設定

綴り設定は、フィールドと同様です。詳細は、「3-7-2 文字や数値の出力エリア(フィールド)を作成する」の「フィールドのプロパティを設定する」を参照してください。

文字列を変更する

固定文字の文字列の変更は、次の手順で行います。

  1. 固定文字を選択する

    固定文字を選択します。


    固定文字が選択される

  2. 文字列内にカーソルを表示させる

    文字列の任意の場所をクリック、またはF2キーを押します。
    文字の挿入位置を示す「|」が文字列内に表示されます。


    入力位置に「|」が表示される

  3. 文字列を変更する

    矢印キーを押して文字列を変更する位置まで「|」を移動し、文字列を変更します。

参考

文字列は、[プロパティエディター]の[文字列]からも指定できます。

固定文字を回転する

固定文字は、任意の方向に回転できます。

制限事項

グラフィックモードが無効の場合は、ハンドルで回転できません。[プロパティエディター]の[回転角度]で指定してください。

  1. 固定文字を選択する

    固定文字を選択します。
    固定文字の右横(縦書きの場合は右下)にハンドルが表示されます。


    固定文字を選択

  2. ハンドルにマウスカーソルを重ねる

    ハンドル付近までマウスカーソルを移動します。
    マウスカーソルの表示がに変わります。


    マウスカーソルの表示が変わる

  3. 回転方向にドラッグする

    目的の方向にドラッグします。
    固定文字が回転します。

参考

回転角度は、[プロパティエディター]の[回転角度]からも指定できます。

固定文字を拡大/縮小する

固定文字を拡大/縮小することによって、文字サイズやピッチを変更できます。

  1. 固定文字を選択する

    固定文字を選択します。
    周りに四角いハンドルが表示されます。


    固定文字を選択

  2. ハンドルにマウスカーソルを重ねる

    四隅のいずれかの四角いハンドル付近までマウスカーソルを移動します。
    マウスカーソルの表示がに変わります。


    マウスカーソルが両矢印になる

  3. 拡大/縮小方向にドラッグする

    任意の方向にドラッグします。
    固定文字が拡大/縮小され、文字サイズ、ピッチが変更されます。


    文字サイズ、ピッチが変わる

参考

フォントの大きさ、ピッチは、[プロパティエディター]からも指定できます。

固定文字のピッチを調整する

固定文字のピッチの調整、次の手順で行います。

  1. 固定文字を選択する

    固定文字を選択します。
    固定文字の四隅に黒いハンドルが表示されます。


    固定文字を選択

  2. ハンドルをドラッグしてピッチを変更する

    固定文字の周囲に表示されたハンドルの右端、または左端をドラッグします。
    固定文字のピッチをドット単位で変更できます。


    ピッチを変更する

固定文字を結合する

複数の固定文字を結合できます。

手順は、「3-5-12 アイテムを異なる種類に変換する」の「固定文字を結合する」を参照してください。