3-7-10 GS1データバーの出力エリアを作成する

GS1データバーでは次の7種類に対応しています。

  • Omnidirectional
  • Truncated
  • Stacked
  • Stacked Omnidirectional
  • Limited
  • Expanded
  • Expanded Stacked
参考
  • バーコードオプションの設定はすべて無効です。
  • SVF環境設定のバーコードに関する設定は、[縦書き文字の方向(反時計回り)]の項目のみ有効です。
  • 設計時、マウス操作による設計領域の拡大/縮小はできません。
    モジュール幅、モジュール高さ、テストデータなどのプロパティを変更することでサイズを調整します。
  • バーコードとは設計領域の扱いが異なり、ドラッグ領域はヒューマン文字を含みません。また、レコードなどに含まれるかの判定は、ヒューマン文字を含む領域を基準にします。

GS1データバーを配置する

GS1データバーの配置は、次の手順で行います。

  1. [GS1データバーの作成]を選択する

    アイテム]-[GS1データバーの作成]を選択、または[GS1データバーの作成]ボタンをクリックします。
    マウスカーソルがと表示されます。

  2. 配置位置をクリックする

    フォームウィンドウでGS1データバーを配置する位置をクリックします。
    GS1データバーが配置されます。


    GS1データバーを配置する

  3. 配置したGS1データバーのプロパティを表示する

    配置したGS1データバーを選択します。
    プロパティエディター]に、選択しているGS1データバーのプロパティが表示されます。

    参考

    GS1データバーを右クリックしたときに表示されるメニューから[モジュールサイズの確認]を選択すると、モジュールの幅と高さを確認できます。


    モジュールサイズの確認

  4. プロパティを設定する

    プロパティの各項目を設定します。

GS1データバーのプロパティを設定する

GS1データバーのプロパティを設定します。プロパティは[基本設定]、[レポートライター]、[綴り設定]に分類され、タブごとにまとめられています。


GS1データバーのプロパティ

参考
  • GS1データバーは、2次元シンボルを合成させることで、GS1データバーにロット番号や消費期限などの付加情報を組み込むことができます。GS1データバーへの2次元シンボル合成については「基本設定」の[コンポジット]項目を参照してください。
  • 色を指定する欄は、[設定]-[パレットカラー設定]でパレットカラーとして登録されている色を選択できます。パレットカラーの設定方法については、「3-12-4 パレットカラーを設定する」を参照してください。

基本設定

プロパティ
説明
名前 GS1データバー名を入力します。デフォルトでは自動的に「GS1DataBar1」から連番で指定されます。英数、カナ、漢字と下線記号(_)が使えます。名前の先頭文字に数字は使用しないでください。入力できる名前の長さは[動作設定]での設定により異なります。(Service Pack 6で対応)
X(dot) GS1データバーの左上隅のX座標を指定します。
Y(dot) GS1データバーの左上隅のY座標を指定します。


X(dot)Y(dot)の位置の関係

コメント このGS1データバーに対するコメントを入力します。
バーコード種類 GS1データバーの種類をOmnidirectional/Truncated/Stacked/Stacked Omnidirectional/Limited/Expanded/Expanded Stackedの中から1つ指定します。
  • Omnidirectional
    GS1データバーの標準のシンボルです。

    データ構成は次のとおりで、データ部分をシンボル化します。

    入力データはデータ部分です。

    • 使用可能な文字: 数字(0~9)
    • データ桁数: 13桁

      • 入力データ: 1234567890123
        シンボル化されるデータ: 1234567890123
        ヒューマン文字: (01)12345678901231
        AI(01)およびチェックディジット(CD)は、ヒューマン文字にのみ自動で付加されます。
        CDはモジュラス10ウェイト3により算出されます。
  • Truncated
    Omnidirectionalの高さを制限したシンボルです。入力データの仕様はOmnidirectionalと同じです。

  • Stacked
    Omnidirectionalを上下に分割したシンボルです。入力データの仕様はOmnidirectionalと同じです。

  • Stacked Omnidirectional
    Omnidirectionalを上下に分割したシンボルです。入力データの仕様はOmnidirectionalと同じです。

  • Limited
    データの先頭を0または1に限定し、サイズを小さくしたシンボルです。

    データ構成は次のとおりで、データ部分をシンボル化します。

    入力データはデータ部分です。

    • 使用可能な文字: 数字(0~9) (先頭は0または1)
    • データ桁数: 13桁

      • 入力データ: 1234567890123
        シンボル化されるデータ: 1234567890123
        ヒューマン文字: (01)12345678901231
        AI(01)およびチェックディジット(CD)は、ヒューマン文字にのみ自動で付加されます。
        CDはモジュラス10ウェイト3により算出されます。
  • Expanded
    可変長のシンボルです。

    データ構成は次のとおりで、AIおよび入力データがシンボル化されます。

    入力データはAIおよびデータ部分です。

    • 使用可能な文字: 数字(0~9),英字(A~Z、a~z),記号(! " % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? _ スペース),ファンクションキャラクター(FNC1)
    • データ桁数: 1~最大77桁(AIを示す ( ) を除く)

      • 入力データ: 01123456789012317090930
        シンボル化されるデータ: 01123456789012317090930
        ヒューマン文字: 011234567890123117090930
        入力データの先頭が01の場合は、以降の13桁をGTINのデータとみなし、ヒューマン文字の14桁目にGTINのチェックディジット(CD)を自動的に挿入します。CDはモジュラス10ウェイト3により算出されます。
        自動付加されるのは、入力データの先頭が01で以降の13桁がすべて数字の場合です。


        FNC1をシンボルに含めるには # を使用します。FNC1はヒューマン文字には表示されません。


        • 入力データ: 011234567890123101234#17090930
          シンボル化されるデータ: 011234567890123101234<FNC1>17090930
          ヒューマン文字: 011234567890123110123417090930
        参考

        「FNC1」とは

        Expandedの2次元シンボルのデータ構成は、次のとおりです。
        AI データ AI データ AI データ ...
        AIの種類により続くデータの桁数が規定されますが、データが可変長である場合に、FNC1によりデータの区切りを示します。


        AIを示す ( ) をヒューマン文字に表示するには { } を使用します。{ } はシンボルには含まれず、ヒューマン文字にのみ ( ) で表示されます。


        • 入力データ: {01}1234567890123{17}090930
          シンボル化されるデータ: 01123456789012317090930
          ヒューマン文字: (01)12345678901231(17)090930
      注意
      • 入力データはAIのデータフォーマットを守るようにしてください。
        例えば、AI(01)であれば続くデータはGTINを示し、14桁の数値である必要があります(SVFではGTINのチェックディジット(CD)は入力データに含まないので13桁)。
      • 入力データにAI(01)を含む場合は、先頭に指定するようにしてください。AI(01)が先頭の場合は、続くGTINのデータに対し特別なパック処理が行われます。特別なパック処理をするパターンはほかにもいくつかありますが、どの場合も正しいフォーマットを前提として処理されるため、不正なフォーマットの場合は、不正なシンボルが生成される可能性があります。
      • シンボル化できるデータの最大桁数は数字で77文字ですが、データの内容によって異なります。
  • Expanded Stacked
    Expandedを2~11段に分割したシンボルです。

    横幅は1段あたりのセグメント数によって決まります。入力データの仕様はExpandedと同じです。セグメント数を22とした場合は、バーは常に1段で、Expandedと等しくなります。

桁数

入力データの桁数を13~512の範囲で指定します。

参考

Expanded, Expanded Stackedは1から指定可能です。

テストデータ 設計サイズを確定するためのテストデータを、[バーコード種類]で選択したGS1データバーの種類の入力データ仕様に沿って指定します。
自動生成

チェックを付けると、自動生成された値が[テストデータ]に入力されます。

参考

自動生成するテストデータはAIやGTINは考慮しません。指定桁数までの連番データが自動生成されますが、指定桁数がシンボル化可能な最大桁数を超える場合は、シンボル化可能な最大桁数までのデータをテストデータとします。

  • Omnidirectional/Truncated/Stacked/Stacked Omnidirectional/Limited
    最大13桁まで
  • Expanded/Expanded Stacked
    最大70桁まで
方向 GS1データバーの印刷方向を指定します。

  • GS1データバーを横方向に印刷します。

  • GS1データバーを縦方向に印刷します。[設定]-[SVF環境設定]-[動作環境の設定]-[バーコード]の[縦書き文字の方向(反時計回り)]で描画方向を変更できます。
計算式編集式 他のフィールドの値を参照する場合などに設定をします。
属性式 属性式を設定します。属性式の設定については、「5-3-1 属性式の設定」を参照してください。
検索フィールドとして使用する

(Service Pack 2対応)

SPAで検索フィールドとして使用するかどうかを指定します。
チェックを付けると、SVF for PDF で出力するPDFファイルに検索フィールドの情報が付与されます。付与された情報は、SPAでは検索条件や仕分け条件として使用します。詳細は、SPAの製品マニュアルを参照してください。

注意
  • GS1データバーの[マスク]にチェックを付けている場合は設定できません。
  • GS1データバーの[マスク]を変更した場合、設定はクリアされます。
  • 検索フィールド機能を利用して作成したXML様式ファイルを、SP1の環境またはSPが適用されていない環境で利用した場合、以下のような動作となります。
    • SVFX-Designerで開く
      検索フィールドの設定は削除されます。
    • SVF実行部で利用する
      検索フィールドの情報が付与されないPDFが作成されます。
検索フィールド名
(Service Pack 2対応)

検索フィールドとして使用する ]にチェックを付けた場合、検索フィールド名を指定します。
初期値は、GS1データバーの[名前]と同じ名前が設定されます。
英数、カナ、漢字、および下線記号(_)が使えます。検索フィールド名の先頭文字に数字は使用しないでください。数字が10バイト以上連続する名前は付けられません。入力できる名前の長さは[動作設定]での設定により異なります。(Service Pack 6で対応) 

注意
  • GS1データバーの[マスク]にチェックを付けている場合は設定できません。
  • GS1データバーの[マスク]を変更した場合、設定はクリアされます。
マスク GS1データバーにマスクを指定すると、GS1データバーのデータが印字されません。
チェックを付けた場合は、マスクを設定します。
チェックを外した場合は、マスクを設定しません。
モジュール幅(mm)

モジュールの幅を0.17~10.0の範囲で、0.01mm単位で指定します

注意
  • モジュール幅をmmからドットへ換算する際に端数を切り捨てているためバーコードの全体の幅が理論値より短くなる場合があります。
  • 出力する機種の解像度によって差異が出る場合があります。
モジュール高さ(mm) モジュールの高さをmm単位で指定します。[バーコード種類]で選択したGS1データバーの種類ごとに、指定できる値が異なります。
  • Omnidirectional
    モジュール幅×33~330.0
  • Truncated
    モジュール幅×13~モジュール幅×33
  • Stacked
    固定値(モジュール幅×5)のため、指定できません
  • Stacked Omnidirectional
    モジュール幅×33~330.0
  • Limited
    モジュール幅×10~100.0
  • Expanded
    モジュール幅×34~340.0
  • Expanded Stacked
    モジュール幅×34~340.0
参考
  • Stackedで指定する値は上段に適用され、下段は上段の1.4倍の高さです。
  • Stacked Omnidirectionalで指定する値は上段に適用され、下段は上段と同じ高さです。
  • Expanded Stackedで指定する値は1段あたりの高さです。
セグメント数 バーコード種類]で[Expanded Stacked]を選択した場合は、1段のセグメント数を2~22(偶数単位)で指定します。
ただし、[コンポジット]で「CC-A」または「CC-B」を選択した場合、指定できる1段のセグメント数は4~22(偶数単位)です。
セパレーター高さ(X) バーコード種類]で[Stacked][Stacked Omnidirectional][Expanded Stacked]を選択した場合は、セパレーターの高さを、モジュール幅に対する倍率(1.0~5.0)で指定します。
ヒューマン文字印字 GS1データバーの下にヒューマン文字を出力するかを指定します。
基本的にドットプリンターではヒューマン文字は出力されません。
チェックを付けた場合は、ヒューマン文字を出力します。GS1データバーの下にGS1データバーに送ったデータの内容(文字)が印刷されます。
チェックを外した場合は、ヒューマン文字は出力せずGS1データバーのみ出力されます。
文字サイズ ヒューマン文字印字]にチェックが付いている場合は、ヒューマン文字のサイズをポイント単位(1.0~96.0)で指定します。
文字オフセット(mm) ヒューマン文字印字]にチェックが付いている場合は、バーコードイメージからヒューマン文字までの間隔を0.0~10.0mmの範囲で指定します。
文字配置 ヒューマン文字印字]にチェックが付いている場合は、ヒューマン文字の横方向の位置を指定します。[左揃え]、[センタリング]、[右揃え]が選択できます。
文字改行 バーコード種類]で[Expanded][Expanded Stacked]を選択し、[ヒューマン文字印字]にチェックが付いている場合は、ヒューマン文字を複数行で出力する場合の改行方法を指定します。データにAI 囲み文字がない場合は、AI単位での改行は行われません。
  • 改行しない
    ヒューマン文字を改行しません。
  • バーコード幅
    ヒューマン文字をバーコードの幅で改行します。文字配置はヒューマン文字全体に対して適用されます。
  • AI単位
    ヒューマン文字をAI単位で改行します。ヒューマン文字にAIを示す ( ) が必要です。( ) がない場合は改行されません。文字配置は行ごとに適用されます。
  • AI単位(パターン2)
    ヒューマン文字をAI単位で改行しますが、バーコード幅に収まる場合は、1行に複数のAIを示す ( ) が表示されます。( ) が無い場合は改行されません。文字配置は行ごとに適用されます。
参考

入力データに $ を含めると、その位置で改行されます。バーコード幅、AI単位の設定は無視されます。文字配置の設定は行ごとに適用されます。

コンポジット GS1データバーに2次元シンボルを合成するかどうかを指定します。
  • なし
    2次元シンボルを合成しません。
  • CC-A
    2次元シンボルMicroPDF417(CC-A)を合成します。

    データ構成は次のとおりで、AIおよびデータ部分がシンボル化されます。

    入力データはAIおよびデータ部分です。

    • 使用可能な文字: 数字(0~9)、英字(A~Z、a~z)、記号(! " % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? _ スペース)、ファンクションキャラクター(FNC1)、シンボルセパレーター
    • GS1データバーのデータに対し、「 | 」で区切って2次元シンボルデータを連結します。

      • 入力データ: 1234567890123|17090930101234
      • GS1データバー
        シンボル化されるデータ: 1234567890123
        ヒューマン文字: (01)12345678901231
      • 2次元シンボル
        シンボル化されるデータ: 17090930101234
        ヒューマン文字: 17090930101234
    • FNC1をシンボルに含めるには # を使用します。FNC1はヒューマン文字には表示されません。

      • 入力データ: 101234#17090930
        シンボル化されるデータ: 101234<FNC1>17090930
        ヒューマン文字: 10123417090930
    • シンボルセパレーターをシンボルに含めるには ^ を使用します。シンボルセパレーターはヒューマン文字には表示されません。
    • AIを示す ( ) をヒューマン文字に表示するには { } を使用します。{ } はシンボルには含まれず、ヒューマン文字にのみ ( ) で表示されます。

      • 入力データ: {17}09030{10}1234
        シンボル化されるデータ: 1709030101234
        ヒューマン文字: (17)09030(10)1234
  • CC-B
    2次元シンボルMicroPDF417(CC-B)を合成します。データ構成と入力データの仕様はCC-Aと同じです。

参考

バーコードの種類とシンボル化できるデータの最大桁数は次のとおりです。

バーコード種類CC-ACC-B
Omnidirectional
Truncated
Expanded
Expanded Stacked
数字で56桁数字で338桁
Stacked
Stacked Omnidirectional
数字で47桁数字で95桁
Limited数字で47桁数字で219桁
注意

入力データはAIとデータフォーマットを守るようにしてください。
例えば、AI(11)であれば続くデータは製造年月日を示し、YYMMDDフォーマットである必要があります。
また、Expandedと同様、特別なパック処理をするパターンはほかにもいくつかありますが、どの場合も正しいフォーマットを前提として処理されるため、不正なフォーマットの場合は、不正なシンボルが生成される可能性があります。

モジュール高さ(X) コンポジット]で「CC-A」、「CC-B」を選択した場合は、2次元シンボルの高さを指定します。
文字位置 コンポジット]で「CC-A」、「CC-B」を選択し、[ヒューマン文字印字]にチェックが付いている場合は、2次元シンボルのヒューマン文字の印字位置を指定します。

  • 2次元シンボルの上に印字します。


  • GS1データバーのヒューマン文字の下に印字します。

文字配置 コンポジット]で「CC-A」、「CC-B」を選択し、[ヒューマン文字印字]にチェックが付いている場合は、2次元シンボルのヒューマン文字の横方向印字位置を指定します。「左揃え」、「センタリング」、「右揃え」から選択します。
文字改行 コンポジット]で「CC-A」、「CC-B」を選択し、[ヒューマン文字印字]にチェックが付いている場合は、ヒューマン文字を複数行で出力する場合の改行方法を指定します。データにAIを示す ( )がない場合は、AI単位での改行は行われません。
  • 改行しない
    ヒューマン文字を改行しません。
  • バーコード幅
    ヒューマン文字をバーコードの幅で改行します。文字配置はヒューマン文字全体に対して適用されます。
  • AI単位
    ヒューマン文字をAI単位で改行します。ヒューマン文字にAIを示す ( ) が必要です。( ) がない場合は改行されません。文字配置は行ごとに適用されます。
  • AI単位(パターン2)
    ヒューマン文字をAI単位で改行しますが、バーコード幅に収まる場合は、1行に複数のAI を示す ( ) が表示されます。( ) がない場合は改行されません。文字配置は行ごとに適用されます。
参考

入力データに$を含めると、その位置で改行されます。バーコード幅、AI単位の設定は無視されます。文字配置の設定は行ごとに適用されます。

レポートライター

レポートライターは、フィールドと同様です。詳細は、「3-7-2 文字や数値の出力エリア(フィールド)を作成する」の「フィールドのプロパティを設定する」を参照してください。

綴り設定

綴り設定は、フィールドと同様です。詳細は、「3-7-2 文字や数値の出力エリア(フィールド)を作成する」の「フィールドのプロパティを設定する」を参照してください。