4-4-2 変換関数

変換関数として用意されているものは次のとおりです。

制限事項

「NUMSTR」および、「NUMVAL」は、日本語以外の様式では使用できません。

関数名
機能
TOASC 全角文字を半角文字に変換します。
TOJIS 半角文字を全角文字に変換します。
TOLOWER 英字の大文字を小文字に変換します。
TOUPPER 英字の小文字を大文字に変換します。
ABS 絶対値を数値型データで取得します。
ASC 文字を10進数の数値型データとして取得します。
CHR 10進数の数値データを文字に変換します。
INT 小数点以下を切り捨て、整数表示にします。
ROUND 数値型データを指定された位置の桁で四捨五入します。
STR 数値型データを文字型データに変換します。
VAL 文字型データを数値型データに変換します。
NUMSTR 数値型データを文字型データ(漢数字)に変換します。
NUMVAL 文字型データ(漢数字)を数値型データに変換します。

TOASC

機能 全角文字を半角文字に変換します。
書式 TOASC(文字列)
変換可能な文字は次のとおりです。
△!"#$%&'()*+,-./0123456789:;<=>?@ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ[¥]^_`abcdefghijklmnopqrstuvwxyz{|}~
参考

は全角スペースを表しています。

設定 「文字列」に変換する文字型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
使用例 文字列"123ABCabc"を半角に変換する場合
  • 編集式 TOASC("123ABCabc")
  • 印刷結果 123ABCabc
制限事項

対象外の文字は変換されません。

TOJIS

機能 半角文字を全角文字に変換します。
書式 TOJIS(文字列)
変換可能な文字は次のとおりです。
▲!"#$%&'()*\+,-./ 0123456789:;<=>?   @ABCDEFGHIJKLMNO   PQRSTUVWXYZ[\]^_  `abcdefghijklmno   pqrstuvwxyz{|}~   
参考

は半角スペースを表しています。

設定 「文字列」に変換する文字型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
使用例 文字列"123ABCabc"を全角に変換する場合
  • 編集式 TOJIS("123ABCabc")
  • 印刷結果 123ABCabc
制限事項

対象外の文字は変換されません。

TOLOWER

機能 英字の大文字を小文字に変換します。
書式 TOLOWER(文字列<,変換モード>)
  • 変換モード
    • 0 無変換
    • 1 ASC文字のみ変換(半角英字)
    • 2 JIS文字のみ変換(全角英字)
    • 3 ASC/JISの両方を変換(省略時の規定値)
設定 「文字列」に変換する文字型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
使用例
  • 例1 文字列"ABCABC"を変換しない場合
    • 編集式 TOLOWER("ABCABC",0)
    • 印刷結果 ABCABC
  • 例2 文字列"ABCABC"内の半角大文字の英字を小文字に変換する場合
    • 編集式 TOLOWER("ABCABC",1)
    • 印刷結果 abcABC
  • 例3 文字列"ABCABC"内の全角大文字の英字を小文字に変換する場合
    • 編集式 TOLOWER("ABCABC",2)
    • 印刷結果 ABCabc
  • 例4 文字列"ABCABC"内の大文字の英字を小文字に変換する場合
    • 編集式 TOLOWER("ABCABC",3)
    • 印刷結果 abcabc
  • 例5 変換モードを省略し、モード3で動作させる場合
    • 編集式 TOLOWER("ABCABC")
    • 印刷結果 abcabc
参考

全角文字をボールドで表記しています。

制限事項

対象外の文字は変換されません。

TOUPPER

機能 英字の小文字を大文字に変換します。
書式 TOUPPER(文字列<,変換モード>)
  • 変換モード
    • 0 無変換
    • 1 ASC文字のみ変換(半角英字)
    • 2 JIS文字のみ変換(全角英字)
    • 3 ASC/JISの両方を変換(省略時の規定値)
設定 「文字列」に変換する文字型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
使用例
  • 例1 文字列"abcabc"を変換しない場合
    • 編集式 TOUPPER("abcabc",0)
    • 印刷結果 abcabc
  • 例2 文字列"abcabc"内の半角小文字の英字を大文字に変換する場合
    • 編集式 TOUPPER("abcabc",1)
    • 印刷結果 ABCabc
  • 例3 文字列"abcabc"内の全角小文字の英字を大文字に変換する場合
    • 編集式 TOUPPER("abcabc",2)
    • 印刷結果 abcABC
  • 例4 文字列"abcabc"内の小文字の英字を大文字に変換する場合
    • 編集式 TOUPPER("abcabc",3)
    • 印刷結果 ABCABC
  • 例5 変換モードを省略し、モード3で動作させる場合
    • 編集式 TOUPPER("abcabc")
    • 印刷結果 ABCABC
参考

全角文字をボールドで表記しています。

制限事項

対象外の文字は変換されません。

ABS

機能 絶対値を数値型データで取得します。
書式 ABS(数値or数値型フィールド名)
設定 「数値or数値型フィールド名」に、絶対値を求める数値型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
注意

数値型データとして値が取得されるため、編集式で関数を指定する場合は、FORMAT関数、またはSTR関数を使用して文字型データに値を変換してから指定する必要があります。

使用例 前提条件
数値型フィールド「I1」に"-65"というデータが入力された場合
  • 例1 数値型フィールド「I2」で、フィールド「I1」の絶対値を指定して出力する場合
    • 編集式 FORMAT(ABS(I1),"ZZ9")
    • 印刷結果 "65"(=半角スペース)
  • 例2 数値型フィールド「I2」の値として、フィールド「I1」の絶対値を指定し取得する場合
    • 計算式 ABS(I1)
    • 印刷結果 65

ASC

機能 文字を10進数の数値型データとして取得します。
書式 ASC(文字or文字型フィールド名)
設定 「文字or文字型フィールド名」に、ASCIIコードに変換する文字型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
制限事項

IVSおよびタイ語には対応していません。

使用例 前提条件
文字型フィールド「S1」に"A"というデータが入力された場合
  • 例1 数値型フィールド「I2」で、フィールド「S1」のASCIIコード(10進数)で出力する場合
    • 編集式 FORMAT(ASC(S1),"ZZ9")
    • 印刷結果 "65"(=半角スペース)
  • 例2 数値型フィールド「I2」の値として、フィールド「S1」のASCIIコード(10進数)を取得する場合
    • 計算式 ASC(S1)
    • 印刷結果 65

CHR

機能 10進数の数値データを文字に変換します。
書式 CHR(数値or数値型フィールド名)
設定 「数値or数値型フィールド名」に、文字に変換する数値型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
参考

ここで指定する10進数の数値は、Unicodeを10進数に変換したものです。

制限事項
  • 制御コード(CRおよびLFの改行コードを除く0x00~0x1F,0x7F~0xA0)は変換に使用しないでください。
  • IVSおよびタイ語には対応していません。
使用例 前提条件
数値型フィールド「I1」に"65"というデータが入力された場合
  • 例1 文字型フィールド「S2」で、フィールド「I1」のASCIIコードを文字データに変換して出力する場合
    • 編集式 CHR(I1)
    • 印刷結果 "A"
  • 例2 文字型フィールド「S2」の値として、フィールド「I1」のASCIIコードを文字データに変換して取得する場合
    • 計算式 CHR(I1)
    • 印刷結果 "A"

INT

機能 小数点以下を切り捨て、整数表示にします。
書式 INT(数値or数値型フィールド名)
設定 「数値or数値型フィールド名」に、小数点以下を切り捨てて整数に変換する数値型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
注意

数値型データとして値が取得されるため、編集式で関数を指定する場合は、FORMAT関数、またはSTR関数を使用して文字型データに値を変換してから指定する必要があります。

使用例 前提条件
数値型フィールド「I1」に"2.567"というデータが入力された場合
  • 例1 数値型フィールド「I2」で、フィールド「I1」の小数点以下の値を切り捨てた整数値を出力する場合
    • 編集式 FORMAT(INT(I1),"ZZ9")
    • 印刷結果 "2"(=半角スペース)
  • 例2 数値型フィールド「I2」の値として、フィールド「I1」の小数点以下の値を切り捨てた整数値を取得する場合
    • 計算式 INT(I1)
    • 印刷結果 2

ROUND

機能 数値型データを指定された位置の桁で四捨五入します。
書式 ROUND(数値or数値型フィールド名,位置)
設定
  1. 「数値or数値型フィールド名」に、四捨五入する数値型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
  2. 「位置」に、四捨五入する桁数を数値で指定します。

桁数の設定方法

桁数の数値実行される際の桁数
正の数整数部分の指定された位置での四捨五入の実行
0の場合小数点以下第一位で四捨五入の実行
負の数小数の指定された位置で四捨五入の実行

データが"123.456"と来た場合の「桁数」の設定

123.456 
+3+2+1 0-1-2「位置」で設定する値
注意

数値型データとして値が取得されるため、編集式で関数を指定する場合は、FORMAT関数、またはSTR関数を使用して文字型データに値を変換してから指定する必要があります。

使用例 前提条件
数値型フィールド「I1」に"123.456"というデータが入力された場合
  • 例1 数値型フィールド「I2」で、フィールド「I1」の小数点以下第二位を四捨五入した値を出力する場合
    • 編集式 FORMAT(ROUND(I1,-1),"ZZ9.99")
    • 印刷結果 "123.50"
  • 例2 数値型フィールド「I2」の値として、フィールド「I1」の小数点以下第二位を四捨五入した値を取得する場合
    • 計算式 ROUND(I1,-1)
    • 印刷結果 123.5

STR

機能 数値型データを文字型データに変換します。
書式 STR(数値or数値型フィールド名<,全体の長さ<,小数部の長さ>>)
設定
  1. 「数値or数値型フィールド名」に、変換する数値型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
  2. 「全体の長さ」に、変換後の小数点を含む全データ桁数を指定します。
  3. 「小数部の長さ」に、「全体の長さ」内の小数部のデータ桁数を指定します(小数点以下第「n+1」位を四捨五入します)。
  4. 「数値or数値型フィールド名」を「全体の長さ」で指定された桁数で文字型データに変換します(「小数部の長さ」のバイト分も含む)。
設定内容 印刷状態
「小数部の長さ」を省略してデータ全体のバイト数より「全体の長さ」が大きい場合 データ全体を印刷
「小数部の長さ」を指定してデータ全体のバイト数が「全体の長さ」より大きい場合 整数部: すべての桁数を印刷
小数部: 「小数部の長さ」で指定した桁数まで印刷
参考
  • パラメーターの「<,全体の長さ<,小数部の長さ>>」は省略可能です。
  • 「<,全体の長さ<,小数部の長さ>>」を省略した場合は、小数点以下第七位が四捨五入されます。
使用例 前提条件
数値型フィールド「I1」に"123.456"というデータが入力された場合
  • 例1 文字型フィールド「S2」で、フィールド「I1」の数値型データを文字型データに変換して出力する場合
    • 編集式 STR(I1)
    • 印刷結果 "123.456"
  • 例2 文字型フィールド「S2」の値として、フィールド「I1」の数値型データを文字型データに変換して取得する場合
    • 計算式 STR(I1)
    • 印刷結果 "123.456"
  • 例3 文字型フィールド「S2」で、フィールド「I1」の数値型データを文字型データに変換し小数点以下2桁を含む8桁で出力する場合
    • 編集式 STR(I1,8,2)
    • 印刷結果 "123.46"(小数点以下第三位を四捨五入)(=半角スペース)

VAL

機能 文字型データを数値型データに変換します。
書式 VAL(数値文字列or文字型フィールド名)
設定
  1. 「数値文字列or文字型フィールド名」に変換する文字型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
  2. 「数値文字列or文字型フィールド名」が数値型データに置き換えられます。
注意

数値型データとして値が取得されるため、編集式で関数を指定する場合は、FORMAT関数、またはSTR関数を使用して文字型データに値を変換してから指定する必要があります。

使用例 前提条件
文字型フィールド「S1」に"123.456"というデータが入力された場合
  • 例1 数値型フィールド「I2」で、フィールド「S1」の文字型データを数値型データに変換して出力する場合
    • 編集式 FORMAT(VAL(S1),"ZZ9.999")
    • 印刷結果 "123.456"
  • 例2 数値型フィールド「I2」の値として、フィールド「S1」の文字型データを数値型データに変換して取得する場合
    • 計算式 VAL(S1)
    • 印刷結果 123.456

NUMSTR

機能 数値型データを文字型データ(漢数字)に変換します。
書式 NUMSTR(数値or数値型フィールド名<,変換モード>)
  • 変換モード
    • 1 数値型データを文字型データ(漢数字)の大字(単純な字形の漢数字の代わりに用いる漢字)+"円"に変換
    • 2 数値型データを文字型データ(漢数字)の単純な字形+"円"に変換
    • 3 数値型データを文字型データ(漢数字)の単純な字形に変換
設定

「数値or数値型フィールド名」に、変換する数値型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。

参考
  • パラメーターの「<,変換モード>」は省略可能です。省略した場合、変換モード「3」で動作します。
  • 指定できる数値型データの有効桁数の上限値は37桁です。
使用例 前提条件
数値型フィールド「I1」に"123456789"というデータが入力された場合
  • 例1 文字型フィールド「S2」で、フィールド「I1」の数値型データを文字型データ(漢数字)の大字+"円"に変換して出力する場合
    • 編集式 NUMSTR(I1,1)
    • 印刷結果 "壱億弐仟参佰肆拾伍萬陸仟漆佰捌拾玖円"
  • 例2 文字型フィールド「S2」で、フィールド「I1」の数値型データを文字型データ(漢数字)の単純な字形+"円"に変換して出力する場合
    • 編集式 NUMSTR(I1,2)
    • 印刷結果 "一億二千三百四十五万六千七百八十九円"
  • 例3 文字型フィールド「S2」で、フィールド「I1」の数値型データを文字型データ(漢数字)の単純な字形に変換して出力する場合
    • 編集式 NUMSTR(I1,3)
    • 印刷結果 "一億二千三百四十五万六千七百八十九"

NUMVAL

機能 文字型データ(漢数字)を数値型データに変換します。
書式 NUMVAL(数値文字列or文字型フィールド名<,変換モード>)
  • 変換モード
    • 1 文字型データ(漢数字)の大字(単純な字形の漢数字の代わりに用いる漢字)+"円"のみ変換
    • 2 文字型データ(漢数字)の単純な字形+"円"のみ変換
    • 3 文字型データ(漢数字)の単純な字形のみ変換
設定
  1. 「数値文字列or文字型フィールド名」に変換する文字型データか、データが入ってくるフィールド名を指定します。
  2. 「数値文字列or文字型フィールド名」が数値型データに置き換えられます。
注意

数値型データとして値が取得されるため、編集式で関数を指定する場合は、FORMAT関数、またはSTR関数を使用して文字型データに値を変換してから指定する必要があります。

参考
  • パラメーターの「<,変換モード>」は省略可能です。省略した場合、変換モード「3」で動作します。
  • 数値型データとして取得できる数値の有効桁数の上限値は37桁です。
使用例
  • 前提条件1
    文字型フィールド「S1」に"壱億弐仟参佰肆拾伍萬陸仟漆佰捌拾玖円"というデータが入力された場合
     数値型フィールド「I2」で、フィールド「S1」の文字型データ(漢数字)を数値型データに変換して出力する場合
    • 編集式 FORMAT(NUMVAL(S1,1),"ZZZZZZZZ9")
    • 印刷結果 "123456789"
  • 前提条件2
    文字型フィールド「S1」に"一億二千三百四十五万六千七百八十九円"というデータが入力された場合
     数値型フィールド「I2」で、フィールド「S1」の文字型データ(漢数字)を数値型データに変換して出力する場合
    • 編集式 FORMAT(NUMVAL(S1,2),"ZZZZZZZZ9")
    • 印刷結果 "123456789"
  • 前提条件3
    文字型フィールド「S1」に"一億二千三百四十五万六千七百八十九"というデータが入力された場合
     数値型フィールド「I2」で、フィールド「S1」の文字型データ(漢数字)を数値型データに変換して出力する場合
    • 編集式 FORMAT(NUMVAL(S1,3),"ZZZZZZZZ9")
    • 印刷結果 "123456789"
制限事項

対象外の文字は変換されません。